マルティン・チェルベンカ

マルティン・チェルベンカについて

マルティン・チェルベンカ（Martin Červenka）は、1992年8月3日生まれのチェコ共和国出身のプロ野球選手で、現在はチェコ・エクストラリーガのテンポ・プラハに所属しています。捕手として活躍しており、彼の実績やキャリアは多くの話題を提供しています。

経歴の始まり

チェルベンカは、2008年にメジャーリーグベースボール（MLB）がヨーロッパで開催したキャンプに参加することで、そのキャリアをスタートさせました。2009年1月にはクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結びましたが、この年と翌年はオーストラリアでプレーしました。

2011年には、インディアンス傘下のルーキーリーグであるAZLインディアンスにて、17試合出場して打率.164という成績を残しました。2012年もこのチームで活躍し、26試合に出場して打率.240、12打点を記録。9月には第3回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）予選のチェコ代表にも選ばれました。

2013年にはショートシーズンA級のマホーニングバレー・スクラッパーズ、さらにA級のレイクカウンティ・キャプテンズでプレーしました。2014年には再びレイクカウンティに所属し、25試合に出場しましたが、打率は.181と苦しみましたが、9月にはヨーロッパ選手権のチェコ代表に選出されました。

2015年と2016年はレイクカウンティとリンチバーグ・ヒルキャッツでプレーし、合計96試合で打率.272、6本塁打、50打点を記録。さらに、2016年3月には第4回WBC予選のチェコ代表に選ばれました。

オリオールズ傘下での活躍

2017年にはFAとなった後、サンフランシスコ・ジャイアンツと契約しましたが、すぐにボルチモア・オリオールズに移籍。2018年にはAA級ボウイ・ベイソックスに昇格し、97試合で打率.258、15本塁打、60打点を記録し、AA級イースタンリーグの月間MVPを獲得しました。

2019年、チェルベンカはAAA級ノーフォーク・タイズに昇格し、12試合に出場したものの、63試合で打率.233、5本塁打の成績でした。2020年はCOVID-19の影響でマイナーリーグが中止となり、一時帰国。その後、チェコ・エクストラリーガのコトラーシュカ・プラハでプレーしました。シーズン終了後に退団し、オリオールズもFAとなりました。

メッツ傘下とチェコリーグでの活躍

2021年にはニューヨーク・メッツと契約し、AAA級シラキュース・メッツで72試合に出場。打率は.183と低迷しましたが、翌2022年にはチェコ・エクストラリーガのコトラーシュカに復帰。チームは2部に降格したため、イーグルス・プラハにレンタル移籍しました。

イーグルスでは43試合に出場し、打率.424、15本塁打と素晴らしい成績を残し、リーグの本塁打王に輝きました。また、2023年には第5回WBC予選のチェコ代表に選ばれ、同年の本戦にも参加しました。ウィンターオフにはテンポ・プラハと契約しました。

代表歴

チェルベンカは、2013年、2014年、2017年、2023年と複数回にわたりWBCのチェコ代表に選出されています。2023年のWBC本戦では、チェコに重要な役割を果たしました。また、2024年の侍ジャパンシリーズにおいても欧州代表として参加予定です。

マルティン・チェルベンカ選手は、プロ野球選手としてのキャリアを着実に築いており、今後の活躍が期待されています。

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