マルティン・フェニン

マルティン・フェニン（Martin Fenin, 1987年4月16日 - ）は、チェコ共和国のヘプ出身の元プロサッカー選手です。主にフォワードのポジションでプレーしていました。現在はFKヴァルンスドルフに所属しています。

経歴

フェニンは、2003年にFKテプリツェでプロとしてのキャリアをスタートさせました。彼は早くからその才能を発揮し、チェコの各世代別代表（U-15など）で活躍しました。特に、2007年にカナダで開催されたFIFA U-20ワールドカップでは、チームの中心選手として3得点を挙げ、チェコ代表を準優勝に導く原動力となりました。この活躍が認められ、彼はすぐにフル代表にも招集されることになります。

国内リーグでも、フェニンは一時得点ランキングで3位に入るなど、目覚ましい活躍を見せました。その年のチェコ最優秀若手選手に選出されています。その才能に目をつけたユヴェントスやアーセナルといったヨーロッパのビッグクラブも獲得に興味を示しましたが、本人の希望により、2008年1月にドイツのアイントラハト・フランクフルトへ移籍しました。フランクフルトでのデビュー戦では、いきなりハットトリックを達成し、ドイツのサッカーファンに強烈な印象を与えました。

しかし、2009年4月には、売春婦とのパーティーに参加したとして、トマーシュ・ウイファルシ、マレク・マテヨフスキー、ラドスラフ・コヴァチ、ミラン・バロシュ、ヴァーツラフ・スヴェルコシュらと共に代表チームから一時追放されるというスキャンダルも経験しました。その後、代表へ復帰しています。

所属クラブ

FKテプリツェ (2003-2007)
アイントラハト・フランクフルト (2008-2011)
エネルギー・コットブス (2011-2013)
SKスラヴィア・プラハ (2013)
FKテプリツェ (2014)
FCイストル (2014)
ケムニッツFC (2015-2016)
FCズブロヨフカ・ブルノ (2016-2017)
FKヴァルンスドルフ (2017-)

代表歴

チェコ代表
* 2007年8月22日 - A代表初出場 - オーストリア代表戦

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