マレ・サウ

マレ・サウ：日本ラグビー界を彩るニュージーランド出身のスター選手

マレ・サウ選手は、1987年10月13日、ニュージーランドのオークランドで生まれました。センターとスタンドオフをこなす、身長183cm、体重97kgの恵まれた体格を持つラグビー選手です。

U20代表から日本代表へ

才能豊かなサウ選手は、若くしてU20ニュージーランド代表に選出されるなど、早くからその実力を発揮していました。両親がサモア人であることから、サモア代表入りも期待されていましたが、20歳の時にヤマハ発動機ジュビロ（現・静岡ブルーレヴズ）へ加入。日本でのラグビー人生が始まりました。サモア代表のスコッド入りも果たしていた彼が、日本代表として初キャップを刻んだのは2013年。アジア5カ国対抗、対フィリピン戦でのことでした。

日本代表での活躍

日本代表入り後は、不動のアウトサイドセンターとして活躍。2013年には、ウェールズ代表とのテストマッチで2戦連続出場を果たし、歴史的な対ウェールズ戦初勝利に貢献しました。その後も日本代表として活躍を続け、2015年のラグビーワールドカップ日本代表にも選出されています。

スーパーラグビー、そしてトップリーグへ

日本での活躍は海外からも注目を集め、2014年にはオーストラリアのスーパーラグビーチーム「レベルズ」に加入。さらに2016年にはニュージーランドの「ブルーズ」でプレーしました。2018年には、トヨタ自動車ヴェルブリッツ（現・トヨタヴェルブリッツ）へ移籍。そして同年9月、トップリーグ100試合出場という大きな節目を達成しました。

ニックネーム「マレ」「メールマン」

サウ選手には「マレ」と「メールマン」という2つのニックネームがあります。「マレ」は彼のファーストネームの一部であり、親しみを込めて呼ばれるニックネームです。「メールマン」の由来は、正確なパスと的確なランで、ボールを確実にチームメイトに届ける彼のプレースタイルからきています。正確無比なパスワークは、まさに「メールマン」のようで、チームにとってなくてはならない存在感を示しています。

まとめ

マレ・サウ選手は、ニュージーランド出身ながら日本のラグビー界に多大なる貢献を果たした選手です。U20ニュージーランド代表、サモア代表候補を経て日本代表として活躍、そしてスーパーラグビーやトップリーグでの経験を経て、彼は日本ラグビー界に欠かせない存在となりました。彼の正確なパス、力強いラン、そして献身的なプレーは、多くのファンを魅了し続けています。日本代表としての27キャップという数字が、彼の輝かしいキャリアを物語っています。今後も彼の活躍から目が離せません。

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