マーカス・クーン

マーカス・クーン（Markus Kuhn、1986年5月5日 - ）は、ドイツのバーデン＝ヴュルテンベルク州ヴァインハイム出身の元アメリカンフットボール選手です。

経歴

15歳でアメリカンフットボールを始め、地元のヴァインハイム・ロングホーンズでアウトサイドラインバッカー、ディフェンシブラインマンとして活躍しました。父親と共に奨学金のオファーを得るためアメリカ東海岸を訪れ、ノースカロライナ州立大学から奨学金のオファーを受け入学。

2007年にはスポーティングニュースからフレッシュマンオールアメリカンに選出されるなど、早くからその才能を発揮しました。2008年には3試合に先発出場を果たしましたが、肩の怪我のため出場は23プレーにとどまりました。

2011年には45タックル、4.5サックを記録するなど、着実に成長を遂げました。

2012年のNFLドラフトでは、7巡239位でニューヨーク・ジャイアンツに指名されました。ヨーロッパ出身の選手がNFLドラフトで指名されるのは、オランダ出身のロメオ・バンディソン、ドイツ出身のセバスティアン・ボルマーに次いで3人目という快挙でした。

しかし、労働ビザの関係でミニキャンプやOTAを欠席せざるを得ませんでした。それでも開幕ロースター53人に残り、9月5日のダラス・カウボーイズとの開幕戦に出場、1タックルを記録しました。10月7日のクリーブランド・ブラウンズ戦で初先発を果たしましたが、第10週のシンシナティ・ベンガルズ戦でACLを断裂し、残念ながらシーズンを終えることとなりました。

2017年1月27日、クーンは現役引退を表明しました。短いNFLでのキャリアでしたが、ヨーロッパ出身の選手としてNFLの舞台で活躍した彼の功績は、多くの人々に記憶されています。

外部リンク

* 通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference （英語）

もう一度検索