マーカス・ジョーンズ (コーナーバック)

マーカス・エリオット・ジョーンズ

マーカス・エリオット・ジョーンズ（Marcus Elliot Jones）は、1998年10月22日にアラバマ州エンタープライズで生まれたプロアメリカンフットボール選手で、現在NFLのニューイングランド・ペイトリオッツに所属しています。彼のポジションはコーナーバックおよびリターナーとして、攻守両面で多才なプレーを見せています。

カレッジ時代のキャリア

ジョーンズはトロイ大学に進学し、そこでリターナーとして注目を集めました。彼の活躍により、オールカンファレンスの第2チームに選ばれる栄誉を手にしました。リターンの能力は特に秀でており、30回のキックオフリターンで879ヤードを走り、3回のタッチダウンを記録。また、ディフェンスでも2回のインターセプトを達成し、そのうちの1本はタッチダウンに結びつきました。

2年目にはヒューストン大学に転校し、レッドシャツ制度を用いて一シーズンを過ごした後、彼は再び注目を集めました。4年目のシーズンには、24タックル、1インターセプトを記録し、17回のパントリターンで337ヤード、1タッチダウンを得るなど、リターナーとしてもオールアメリカン・アスレチック・カンファレンスの第1チームに選出されるなどした。最終年には、AP通信によってオールアメリカンにも選ばれました。

NFLでの活動

2022年のNFLドラフトでは、全体85位でニューイングランド・ペイトリオッツから3巡目で指名を受け、プロキャリアが始まりました。

2022年シーズン

入団初年のシーズンでは、数々の印象的なプレーでファンを魅了しました。特に第11週のニューヨーク・ジェッツ戦においては、試合残り5秒で84ヤードのパントリターンタッチダウンを成功させ、チームの勝利に大いに貢献しました。さらに第13週のバッファロー・ビルズ戦では、オフェンスチームで48ヤードのレシービングタッチダウンを記録し、ディフェンシブバックとしては珍しいオフェンスでのタッチダウンという快挙を達成しました。有名なマーカス・コールマン以来の記録となりました。

クリスマスゲームとして行われたシンシナティ・ベンガルズ戦でも活躍し、ジョー・バロウからのパスを69ヤードインターセプトリターンしてタッチダウンを獲得。これにより、1978年以来、オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームのすべてで1シーズン中にタッチダウンを記録するという偉業を達成しました。

シーズンの最終スタッツでは、ディフェンス面で39タックル、2インターセプトを記録し、オフェンス面では4キャッチで78ヤードと1タッチダウン、パントリターンでは362ヤードに加え1タッチダウンを上げています。これにより、リーグのトップリターンヤードを記録し、シーズン終了後にはAP通信によってパントリターナーとしてオールプロに選出されるなど、その才能が高く評価されています。

ジョーンズ選手の今後の活躍に、フットボールファンたちは大いに期待しています。

もう一度検索