マーサ21

マーサ21の概要

マーサ21は、岐阜県岐阜市にある大型複合商業施設です。1988年11月22日に開業し、川島紡績（現カワボウ）が本社工場跡地に建設しました。運営はイオンとカワボウ株式会社が共同で行っています。

「ふだん×モダンコミュニティ」をコンセプトとし、ショッピング、レジャー、カルチャー、スポーツといった多様な要素を融合させた施設です。南館、北館、東館、立体駐車場で構成されており、核テナントのイオン岐阜店をはじめ、トイザらス、ディズニーストアなど125の専門店が入居しています。また、スポーツ施設としてイオンスポーツクラブSPACEやマーサボウル（ボウリング場）、アミューズメント施設としてモーリーファンタジー・fも併設されており、カルチャースクールも充実しています。敷地面積は60,000m2、建築面積は34,000m2、延床面積は112,000m2、店舗面積は48,000m2、駐車場は2,800台を誇ります。

変遷

開業当初は南館のみでしたが、1995年10月28日に北館が増床されました。その後、2008年4月26日には南館1階のフードコートエリアを解体し、モール型の東館を増築して全館改装、リニューアルオープンしました。このリニューアル以降、約7年ごとに大規模なリニューアルが行われています。

1995年の北館増床から2008年の東館増床リニューアルまでは、南館1階と北館3階にマクドナルドが2箇所存在していましたが、2008年のリニューアルで東館1階に移転・集約され、北館3階にあった店舗跡地は遊びの広場ジョイ・パラとなりました。その後、2015年のリニューアルで丸善（コミック売場）となり、2022年のリニューアルではモーリーファンタジー・f ダイナレックスチャレンジとなっています。

2010年10月28日には、北館2階のジャスコ売場に家電量販店のエイデンが入居し、ジャスコの北館2階売場は南館3階のジャスコの売場に統合されました。2012年10月1日にはブランド統一によりエディオンに名称変更されました。また、2011年3月1日にはイオングループのブランド統一に伴い、核店舗のジャスコ岐阜店がイオン岐阜店に名称変更されました。

2015年には、3回目となる全館改装が段階的に実施されました。4月23日に1階テナントが改装され「マーサ・マルシェ」がオープン、7月16日には北館・東館3階に岐阜県下最大級の書店「丸善」が入居、モーリーファンタジーが南館2階に開業し、北館3階のモーリーファンタジーがモーリーファンタジー・fとしてリニューアルオープンしました。9月17日には「GU」などのテナントが新たに入居し、3段階に分けた全館リニューアルが完了しました。

2015年のリニューアルに伴い、開業当初から使用されていた赤字の「masa21」のシンボルマークが、花形のロゴマーク中央に「M」と書かれ、その下に黒字で「masa21」と書かれたシンボルマークに変更されました（ただし、旧シンボルマークも一部残存しています）。

2021年からは2年かけて4回目の大規模リニューアルが段階的に行われました。2021年7月22日には南東側（屋外）にチェリーガーデンが復活オープン、10月29日には北館の丸善コミック売場が東館に移転統合されました。2022年3月には店舗南西側のスポーツ棟が解体され、南西平面駐車場が拡張されました。7月14日には開業以来南館1階にあったマーサスクエアが北館1階に移転し、旧マーサスクエア跡地はイオン岐阜店の化粧品売場になりました。さらに、立体駐車場1階のスポーツオーソリティが南館3階のイオン岐阜店の売場に移転しました。イオンの売場（おもちゃ・ゲーム等）は南館2階のモーリーファンタジー跡地に移転しました。また、北館1階にはマツモトキヨシなどが新規オープンし、トイザらスもリニューアルオープンしました。

2022年10月27日には、北館2階にヤマダデンキテックランド、立体駐車場1階にホームセンターのコーナンなどがオープンしました。また、東館1階のマクドナルドもリニューアルされました。2023年2月23日には、県内3店舗目となる成城石井が出店したほか、フードコートも拡張リニューアルされ、2021年から始まった4回目のリニューアルが完了しました。

施設情報

所在地：岐阜市正木中1丁目2番1号

建物構成：

南館：鉄筋コンクリート造5階建、延床面積約50,000m2
北館：鉄骨鉄筋コンクリート造4階建、延床面積約24,000m2
立体駐車場：鉄骨造3階建、延床面積約11,000m2、駐車台数：約2,800台
全店舗延床面積：約112,000m2

営業時間：

イオン食品売場：9:00 - 22:00
イオン岐阜店：9:00 - 21:00
マーサ21専門店街：10:00 - 21:00
マーサ・レストラン・コート：11:00 - 22:00
マーサボウル：10:00 - 23:00

アクセス：岐阜県道77号岐阜環状線沿い、鏡島大橋方面へ北上。
名鉄岐阜駅、またはJR岐阜駅より岐阜バスに乗車、C70系統（岐阜大学病院行き）または市内ループ線で「正木マーサ前」下車。

館の区別

2008年のリニューアル以前と2015年以降は、開業当初からあるイオン岐阜店などのテナント部分が「南館」、トイザらス、ヤマダデンキ、モーリーファンタジー・fなど1995年に増床された箇所が「北館」、2008年に増床されたモール型の新館が「東館」として区別されています。

2008年のリニューアル以前は、南館、北館の区別に加え、北館1階を「北館広場」、南館1階通路を「食品の街」、南館1階南東部分を「グルメプラザ」と細かくエリアが区別されていました。2008年の東館増床リニューアルに伴い、南館・北館の区別は一時的になくなり、旧館側（南館）の通路をウエストストリート、新館側（東館）の通路をイーストストリートとし、北館1階は「北館広場」から「さくらパーク」に名称変更されました。南館1階の「食品の街」と「グルメプラザ」はイーストストリート、ウエストストリートに統合され廃止されました。

2015年のリニューアルで再び「南館」、「北館」、「東館」と区別されるようになり、イーストストリート、ウエストストリートの名称は廃止されました。一方、北館1階の「さくらパーク」は継続して使用され、南館1階の通路は「マーサ・マルシェ」、2階の通路は「マーサ・レディス・プレイス」、北館3階は「マーサ・メリーゴーランド・プレイス」、東館1階フードコートは「マーサ・フード・コート」、3階レストラン付近は「マーサ・レストラン・コート」というように細かくエリア名称が使用されるようになりました。南館1階の「マーサスクエア」は2008年のリニューアル前は「セントラルコート」という名称でした。

2022年には、開業以来南館1階にあったマーサスクエアが北館1階に移転し、エリア名称「北館広場」→「さくらパーク」が廃止されました。

その他

マーサ21内の宝くじ売り場は、高額当選が多いことで知られています。また、岐阜県立岐阜商業高等学校が設立した企業・GIFUSHOの本社がマーサ21に置かれています。
岐阜県出身のタレント堀未央奈や声優の上間江望が幼少期や学生時代に通っていたことを語っています。

外部リンク

カワボウ マーサ21紹介サイト
マーサ21
イオンスポーツクラブ

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