マーション・ブルックス

マーション・ブルックス

マーション・ブルックス（MarShon Scitif Brooks, 1989年1月27日 - ）は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ロングブランチ出身のプロバスケットボール選手。ポジションはシューティングガード。

プロ入り

ジョージア州の高校を経て、2007年にプロビデンス大学へ進学。4年間、主力選手として活躍し、2011年のNBAドラフトでボストン・セルティックスから25位指名を受けました。しかし、直後にニュージャージー・ネッツ（当時）が27位で指名したジャジュアン・ジョンソンとのトレードが成立し、ネッツへ入団しました。

ルーキーシーズンとなった2011-2012シーズンは、短縮シーズンながら66試合中56試合に出場。平均12.6得点、3.6リバウンド、2.3アシストを記録し、NBAオールルーキーチームのセカンドチームに選出されるなど、その才能を発揮しました。

苦難の時期

2012-2013シーズン、チームがニューヨーク市ブルックリン区に移転。ネッツは開幕前にアトランタ・ホークスとの大型トレードでジョー・ジョンソンを獲得し、ブルックスはシックスマンとしての起用が主となりました。しかし、これにより調子を崩し、平均出場時間は前シーズンの29.4分から12.5分に激減。平均得点も5.4得点と大きく低下しました。

結局、ネッツから契約を破棄され、ボストン・セルティックスへ放出されることになります。

2013-2014シーズンは、セルティックス、ゴールデンステート・ウォリアーズ、ロサンゼルス・レイカーズと3チームを渡り歩き、Dリーグへの降格も経験するなど、苦しい時期を過ごしました。

海外リーグでの挑戦とNBA復帰

2014年夏にFAとなったブルックスは、インディアナ・ペイサーズからのオファーを断り、海外リーグでプレーすることを決意。イタリアのオリンピア・ミラノと契約し、ユーロリーグにも出場しました。その後、2015年8月にはCBAの江蘇ドラゴンズと契約しました。

2018年3月27日、メンフィス・グリズリーズと10日間契約を結び、NBAに復帰。3月28日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦で、2014年4月16日以来となるNBAの公式戦に出場し、21得点を記録しました。この試合でグリズリーズは108-103で勝利。2018年4月6日、グリズリーズと正式契約を結びました。

ブルックスは、NBAでの活躍後も海外リーグで経験を積み、再びNBAの舞台へ戻るという、強い意志と努力を示した選手と言えるでしょう。

外部リンク

選手の通算成績と情報 NBA
NBA日本
Basketball-Reference
MarShon Brooks at espn.com
MarShon Brooks at eurobasket.com
MarShon Brooks at euroleague.net
MarShon Brooks at friars.com
MarShon Brooks at legabasket.it （イタリア語）
* MarShon Brooks at nba.com

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