マーテズ・ウィルソン

マーテズ・ウィルソンは、1988年9月21日生まれ、イリノイ州シカゴ出身のアメリカンフットボール選手です。現在NFLのダラス・カウボーイズにラインバッカーとして所属しています。

高校時代から大学時代

高校時代には、USAトゥデイやパレード誌からオールアメリカンのファーストチームに選出されるなど、高い評価を得ました。Rivals.comからは、ウィークサイドのディフェンシブエンドとして、カルロス・ダンラップに次ぐ全米2位の有望選手と評価されました。

イリノイ大学に進学後、1年次の2007年には13試合に出場し、USCとのローズボウルでは3タックルを記録しました。2年次の2008年には、ビッグ・テン・カンファレンスで1試合あたり6.6タックルを記録し、カンファレンス14位となりました。3年次の2009年には、ミズーリ大学との開幕戦で9タックルを記録しましたが、首の椎間板ヘルニアを発症し、シーズン残りの試合を欠場することとなりました。2010年には、全13試合に先発出場し、カンファレンス4位となる112タックルを記録。その活躍が認められ、メディアからはカンファレンスファーストチームに、コーチの投票ではカンファレンスのセカンドチームに選出されました。2009年の怪我の影響で、もう1年大学でプレーする資格がありましたが、2011年1月にNFLドラフトへのアーリーエントリーを決意しました。

2011年のスカウティング・コンバインでは、40ヤードダッシュでラインバッカー全体のトップとなる4秒49を記録するなど、6つのカテゴリーで全ラインバッカーのベスト10に入る好成績を残しました。

NFLでのキャリア

2011年のNFLドラフトで、ニューオーリンズ・セインツから3巡目で指名を受け、NFL入りを果たしました。同年は13試合に出場し、1サックを記録しました。2012年には、全16試合に出場し、3サック、1ファンブルフォース、1ファンブルリカバーを記録するとともに、FGブロックも成功させました。

2013年シーズン開幕前、ビクター・バトラーの負傷後、先発ポジションを獲得する期待が高まりましたが、キャンプ中に左肘を痛めてしまいました。10月22日、セインツはQBライアン・グリフィンを昇格させる際にウィルソンを解雇しました。この年の成績は、4タックル、1サックにとどまりました。10月23日には、オークランド・レイダースにクリスト・ビルキディの代替選手として加入し、ストロングサイドラインバッカーとして期待されました。しかし、レイダースでは3試合に出場した後、11月19日にチームがマイルズ・バリスをロースターに復帰させる際に解雇されました。その後、11月26日にダラス・カウボーイズと2年契約を結び、現在に至ります。

プレースタイル

スカウティング・コンバインでの記録からもわかるように、スピードと運動能力に優れたラインバッカーです。大学時代からタックル数も多く、NFLでもその能力を発揮することが期待されています。

SNS

X(旧Twitter): @MartezWilson52

外部リンク

NFL.com
ESPN
Pro-Football-Reference
Oakland Raiders bio
New Orleans Saints bio

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