ミゲル・メヒア (投手)

ミゲル・メヒア：国際舞台を渡り歩いた投手

ミゲル・A・メヒアは、1988年1月19日、アメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン区で生まれました。プエルトリコの野球アカデミーで才能を磨いた後、フロリダ国際大学に進学。プロ野球選手としての道を歩み始めます。

プロ入りと渡り鳥生活

2009年、メヒアはデトロイト・タイガースと契約。マイナーリーグで経験を積みますが、2010年オフに退団。その後、フロリダ・マーリンズと契約するも、マイナーリーグでの活躍は芳しくなく、独立リーグを経て再びマーリンズへ復帰するも、再び退団。2011年には、プエルトリコ代表としてIBAFワールドカップにも出場しました。

台湾での成功とNPB挑戦

2013年、メヒアは台湾プロ野球（CPBL）の兄弟エレファンツに入団。先発として18試合に登板するも、翌2014年にはLamigoモンキーズに移籍し、抑えに転向。5勝1敗35セーブという素晴らしい成績を残し、最多セーブのタイトルを獲得しました。台湾での2年間は、先発と抑えで計76試合に登板、10勝10敗35セーブ、防御率2.55という実績を残しました。

北海道日本ハムファイターズへの入団テストを経て、2014年11月、メヒアはNPBの埼玉西武ライオンズに入団。チームには同名のメヒア選手が既に在籍していたため、「ミゲル」という登録名でプレーすることになりました。

西武ライオンズ時代とその後

西武では主に抑え投手として期待されましたが、髙橋朋己選手との競争に敗れ、1軍登板はわずか4試合。同年10月、契約解除が発表されました。

NPB退団後、メヒアはシカゴ・カブスとマイナー契約を結び、傘下チームでプレーを継続。2017年には、2大会連続で準優勝に終わったWBCプエルトリコ代表にも選出されています。その後、メキシカンリーグでプレーを続けましたが、2019年シーズンをもって退団しました。

投球スタイルと人物像

メヒアの武器は、150キロを超えるストレート。スライダーやチェンジアップも織り交ぜて打者を打ち取る投球スタイルです。西武ライオンズでは、チームメイトに同じメヒア選手がいたため、ファーストネームの「ミゲル」を登録名として使用していました。

まとめ

ミゲル・メヒアは、アメリカ、台湾、そして日本でプレーした経験を持つベテラン投手です。彼の野球人生は、様々な国やリーグを渡り歩きながら、常に挑戦を続ける姿を示しています。最速150キロを超えるストレートを武器に、数々の国際大会やリーグで活躍した経験は、今後の野球界においても貴重な財産となるでしょう。様々な環境に適応し、新たな挑戦を続けるメヒアの今後の動向にも注目が集まります。

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