ミスアメリカ (マーベル・コミック)

ミスアメリカ

ミスアメリカは、マーベルコミックに登場する架空のスーパーヒロインです。初登場は1943年11月で、第二次世界大戦中に活躍したキャラクターとして知られています。

マーベルコミック版

マーベルコミックにおけるミスアメリカは、マデリーン・ジョイスという女性がその正体とされています。アニメ版のスパイダーマンなどにも登場しており、その姿が描かれています。

第二次世界大戦中には、キャプテンアメリカ、ヒューマントーチ、バッキーといった他のヒーローたちと共に、インベーダーズというチームに所属していました。彼女は感電事故によって超人的な力を得たとされており、その後、ウィザー（ロバート・フランク）と結婚しますが、後に病死してしまいます。

しかし、「シークレットアベンジャーズ」という作品では、サイボーグとして再登場を果たし、再びヒーローとして活躍しています。このように、ミスアメリカは時代を超えて様々な形で描かれているキャラクターです。

スーパー戦隊シリーズ版

スーパー戦隊シリーズにも、ミスアメリカという名前のキャラクターが登場します。こちらは、東映が制作した特撮テレビドラマシリーズ『バトルフィーバーJ』に登場するキャラクターです。

『バトルフィーバーJ』は、東映とマーベルコミック社が提携して制作された作品で、マーベルコミックのミスアメリカを原案として生み出されました。ただし、スーパー戦隊シリーズ版のミスアメリカは、名前と胸のマーク以外のデザインや設定は、別のマーベルヒロインであるミス・マーベルがモデルとなっています。

初代ミスアメリカはダイアン・マーチンが演じ、二代目は汀マリアが演じました。

初期の企画段階では、『キャプテンジャパン』というタイトルで、アメリカで活躍していたペリー・マクブライド/ミズアメリカが、秘密結社Bを追って日本にやってくるという設定でした。この設定では、落雷によって超人的な能力を得たという背景がありました。

このように、ミスアメリカという名前のキャラクターは、マーベルコミックと日本のスーパー戦隊シリーズの両方で異なる形で描かれており、それぞれの作品の中で独自の役割を果たしています。

参考文献

『スーパー戦隊大全集』講談社、1988年4月25日。ISBN 4-06-178408-0。
『東映スーパー戦隊大全 バトルフィーバーJ・デンジマン・サンバルカンの世界』双葉社、2003年。ISBN 4-575-29520-5。

外部リンク

* マーベル

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