2023年、世界中から美と知性を兼ね備えた女性たちが集う
ミス・ユニバース世界大会は、記念すべき第72回目を迎えました。この年の大会は、正式には第72回
ミス・ユニバース世界大会と呼ばれ、通称「
ミス・ユニバース2023」として広く知られています。
大会の主な日程と会場は、
エルサルバドル共和国の首都
サンサルバドルに定められました。特に、クライマックスとなる決勝大会は、2023年11月18日に、市内のホセ・アドルフォ・ピネダ国立体育館にて盛大に開催されました。この国際的な舞台には、世界各地から選ばれた合計84の国と地域の代表者が集結し、それぞれの国の誇りを胸に、様々な審査に臨みました。
大会の進行を担う司会陣には、経験豊かな顔ぶれが揃いました。
ミス・ユニバース2012である
オリビア・カルポさんと、人気司会者のジーニー・メイさんが、昨年に引き続き2年連続でメインのホストを務めました。さらに、マリア・メヌノスさんも司会チームの一員として加わり、円滑で華やかな番組運びをサポートしました。また、大会の裏側から会場の熱気や選手の素顔を伝える役割を担った舞台裏特派員には、2018年の
ミス・ユニバースであるカトリオナ・グレイさんと、ズリ・ホールさんが登場し、こちらも2回目の起用となりました。彼らのレポートによって、視聴者は舞台の表と裏、両方の魅力を感じ取ることができました。
大会を盛り上げるエンターテイメント要素も充実しており、世界的に有名なアーティストがスペシャルパフォーマンスを披露しました。この年の大会に音楽で彩りを添えたのは、情感豊かな歌声で知られるシンガーソングライター、
ジョン・レジェンドさんです。彼のパフォーマンスは、大会の華やかな雰囲気を一層引き立てました。
そして、世界中の視線が集まる中、栄えある
ミス・ユニバース2023の称号を手にしたのは、
ニカラグア代表のシェイニス・パラシオスさんでした。最終的に彼女の名前が呼ばれた瞬間、会場は歓喜に包まれました。シェイニス・パラシオスさんの優勝は、
ニカラグアという国にとって歴史的な快挙であり、
ミス・ユニバースの長い歴史の中で、
ニカラグア代表が初めて獲得した栄冠となりました。前年の
ミス・ユニバース、
ロボニー・ガブリエルさんから、新たな世界の美の象徴へとティアラが引き継がれる光景は、大会の最も感動的な瞬間として記憶されるでしょう。
母国である日本からは、
宮崎莉緒さんが代表として世界の舞台に立ちました。世界の並み居る強豪たちと同じステージで、日本の代表として健闘する姿は、多くの日本人に勇気を与えました。
第72回
ミス・ユニバース世界大会は、美の競演という側面に加えて、世界各国の文化交流と国際親善を深める貴重な機会となりました。
エルサルバドルで開催されたこの大会は、出場者、関係者、そして世界中の視聴者にとって、忘れられない素晴らしいイベントとなりました。