ミチコ・オグラの見るがいいわ

『ミチコ・オグラの見るがいいわ』の概要

『ミチコ・オグラの見るがいいわ』は、1991年10月から1992年3月まで日本テレビで放送された深夜のトークバラエティ番組です。この番組は、清水ミチコの独特のキャラクターに支えられ、多彩なゲストを迎えて繰り広げられるトークやパフォーマンスで人気を博しました。番組の内容は、主に二つの部分に分けられており、前半ではゲスト出演者を招いてのトークセッションや歌のコーナーが展開され、後半はユニークな「顔マネ塾」コーナーが設けられていました。

トークとパフォーマンス

番組の前半部分では、清水ミチコの軽快なトークが引き立つ中、ゲストとの楽しい会話が魅力的に展開されました。出演者たちはしばしばショートコントを交え、視聴者を笑顔に引き込む工夫がなされました。ゲストは多岐にわたり、音楽業界のアーティストや、お笑いタレントなど多彩な顔ぶれが揃い、各回ごとに異なるテーマで盛り上げられました。このような多層的な内容は、視聴者に飽きさせることなく最後まで楽しませる要因となりました。

顔マネ塾コーナー

番組の後半では「顔マネ塾」コーナーが特徴的であり、その内容は当時、清水ミチコが『宝島』というサブカルチャー雑誌に連載していた「清水ミチコの顔マネ塾」と連動したものでした。このコーナーでは、有名人の真似をした写真を視聴者から募集し、番組や雑誌で紹介していました。観覧者はテレビの中で見る有名人の顔を模写することで、自らの芸を披露する機会を持ち、また清水ミチコの個性的な解説により、見る側も楽しむことができました。

出演者

この番組には清水ミチコの他にも、小倉久寛や滝本淳助が出演しました。特に滝本淳助は「顔マネ塾」コーナーにおいて、顔マネフォトグラファーとして参加し、視聴者が送ってくる写真の選考や評価を行う役割を担っていました。彼のコメントは、視聴者が楽しむための一助となり、個々の仕上がりについてのフィードバックも楽しみの一部となっていました。

エピソード

番組が放送される中で印象深いエピソードも生まれました。その一つが、2010年9月12日に逝去した谷啓の登場回（1991年12月放送）で、彼の出演回の映像が後にワイドショーで紹介されたことです。これにより、多くの視聴者が懐かしさを感じ、彼の存在が改めてフィーチャーされることになりました。

結論

『ミチコ・オグラの見るがいいわ』は、そのユニークな内容と清水ミチコの影響力により、多くの視聴者の記憶に残る番組です。バラエティ豊かなトーク、音楽、そして視聴者参加型の顔マネ塾は、確かに当時の深夜番組独自の魅力を放っていたと言えるでしょう。この番組が果たした役割は、今なお多くのファンに影響を与え続けています。

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