ミッキーのフィルハーマジック

ミッキーのフィルハーマジック：ディズニー映画の世界を3Dで体感！

『ミッキーのフィルハーマジック』は、世界中のディズニーパークに存在する人気のアトラクションです。3D映像と、水しぶきや風などの特殊効果を駆使した、没入感のあるシアター型アトラクションとして、多くのゲストを魅了しています。ミッキーマウスが指揮を務める「フィルハーマジックオーケストラ」のコンサートに参加したゲストは、ドナルドダックのいたずらによって、様々なディズニー映画の世界へと導かれていきます。

アトラクションの概要

巨大なスクリーンに映し出される、高精細な3D映像が特徴です。マジックキングダムへの導入時（2003年10月）には、特定目的の3D用スクリーンとしては世界最大規模を誇りました。「フィルハーマジック」という名称は、「フィルハーモニック（交響楽団）」と「マジック（魔法）」を組み合わせた造語です。

ストーリー

ミッキーマウス、ドナルドダック、グーフィーらお馴染みのキャラクターに加え、『美女と野獣』、『ファンタジア』、『リトル・マーメイド』、『ライオン・キング』、『リメンバー・ミー』、『ピーター・パン』、『アラジン』など、多くのディズニー映画のキャラクターたちが、3D映像の中で生き生きと活躍します。ドナルドダックが巻き起こすハプニングをきっかけに、ディズニー映画の世界を巡る、夢のような冒険が展開されます。

リニューアル

2021年7月には、米仏のディズニーパークでリニューアルが行われ、『ライオン・キング』のシーンの後に、ピクサー作品『リメンバー・ミー』のシーンが追加されました。これは、同アトラクションにおける初のピクサー映画からのシーン追加となりました。

日本でも、2022年9月15日に東京ディズニーランドでリニューアルを実施。こちらも『リメンバー・ミー』のシーン追加に加え、投影機器の更新が行われ、より鮮明な映像が楽しめるようになりました。リニューアルに伴い、アトラクションの所要時間も11分から16分に延長されています。

各ディズニーパークにおける特徴

マジック・キングダム（ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート）

世界で初めて『ミッキーのフィルハーマジック』がオープンしたパークです。オープン当初はファストパス対象でしたが、現在はファストパスシステムの後継である、ファストパスプラスの対象となっています。

東京ディズニーランド（東京ディズニーリゾート）

2011年1月24日、ファンタジーランドの「ミッキーマウス・レビュー」跡地にオープンしました。アトラクション周辺には、関連グッズを販売するショップ「ハーモニーフェア」も併設されています。他のパークと内装がやや異なるものの、アトラクションの内容は同一です。日本語吹き替え版では、キャラクターの歌唱部分は、公開当時の音源を流用しています。2017年10月11日から2021年3月31日までは日本航空がスポンサーを務めていました。

香港ディズニーランド（香港ディズニーランド・リゾート）

香港ディズニーランドの『ミッキーのフィルハーマジック』は、他のパークとほぼ同様の内容ですが、スクリーンの面積は世界最大級を誇ります。

トリビア

東京ディズニーランドの『ミッキーのフィルハーマジック』のロゴは、以前のアトラクション「ミッキーマウス・レビュー」の看板を流用しているため、他のパークとはデザインが異なります。また、東京ディズニーランドのキューラインの壁には、「ミッキーマウス・マーチ」や「魔法使いの弟子」の楽譜がデザインされています。ロビーのオブジェにも隠れミッキーが隠されているなど、細部までこだわりが感じられます。

『ミッキーのフィルハーマジック』は、年齢を問わず楽しめる、魅力的なアトラクションです。ディズニー映画の世界観を存分に楽しめる、忘れられない体験になるでしょう。

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