ミッキー・トーマス

ミッキー・トーマス

ミッキー・トーマス（1949年12月3日生まれ）は、アメリカのロック及びブルーズシンガーで、特にジェファーソン・スターシップおよびスターシップのリードボーカルとして名を馳せています。彼はジョージア州カイロに生まれ、音楽の道への第一歩を踏み出したのは子供の頃です。友人たちと共にビートルズのコンサートを観た経験が、彼に音楽の魅力を教えました。

初期のキャリア

音楽への情熱を持つ彼は、若い頃に仲間とバンドを結成し活動を開始します。このグループは大学進学に伴い一時解散しますが、1970年代初期に再結成され、「ジェッツ」という名で再スタートを切りました。また、ガレージバンドの「ローズ・オヴ・ロンドン」でも短期間ボーカルを務め、さらに多くのミュージシャンたちと交流を持つようになります。

エルヴィン・ビショップ・グループへの参加

1974年、トーマスはエルヴィン・ビショップ・グループに加入し、バックコーラスからリードボーカルへとキャリアを進めました。このグループがリリースした「愛に狂って」は、全米チャートで第3位に達するヒットとなり、トーマスの名声を高めることになりました。

ジェファーソン・スターシップとの出会い

1979年、トーマスはジェファーソン・スターシップの一員に迎えられ、1981年には自身の2枚目のソロアルバム『アライヴ・アローン』を発表。エルヴィン・ビショップ・グループでの経験を生かし、バンド内での存在感を強めていきました。1984年、バンドのリーダーに就任後、スターシップは3曲のナンバーワンヒットを記録し、彼の音楽キャリアの中でも特に成功した時期を迎えます。

スターシップ・フィーチャリング・ミッキー・トーマス

1991年には元のメンバーによるスターシップが解散し、トーマスは新たに「スターシップ・フィーチャリング・ミッキー・トーマス」という名称でツアーを再開しました。彼はこれまで数多くのヒット曲を生み出しつつ、ソロアルバムの制作や映画への楽曲提供にも取り組んでいます。1986年の映画『栄光のエンブレム』では「Stand in the Fire」を、1988年の『カクテル』では「Wild Again」を提供しました。

ソロキャリアとその他の活動

トーマスは1976年にソロアルバム『愛は永遠に』をリリースし、その後も様々なアルバムや音楽プロジェクトに参加しました。2004年には『オーヴァー・ジ・エッジ フィーチャリング・ミッキー・トーマス』をリリースし、音楽活動を続けてきました。

2011年にはカバーアルバム「Marauder」を発表し、さまざまなアーティストとのコラボレーションも行っています。また、2013年にリリースされたアルバム『Loveless Fascination』では、再びスターシップとしての音楽スタイルを追求しました。

今後の展望

ミッキー・トーマスは、これまでの成功を踏まえつつも、常に新しい音楽を追求する姿勢を崩さず、今後も音楽シーンでの活躍が期待されています。彼の音楽は多くのファンに愛され続け、おそらく今後も彼の独自のスタイルで多くの人々に影響を与えることでしょう。

もう一度検索