ミッドオハイオ・スポーツカーコース

ミッドオハイオ・スポーツカーコース

ミッドオハイオ・スポーツカーコースは、アメリカ合衆国オハイオ州のマンスフィールド郊外、レキシントン村に近いモロー郡トロイ郡区に位置しています。このサーキットは、優れたレイアウトとバラエティ豊かなコース設計により、多くのモータースポーツファンを魅了しています。

概要

オリジナルのコースは全長2.4マイル（約3.86km）で、15のコーナーを有する時計回りのレイアウトとなっています。特にコーナーが後半に集中しているため、選手たちは高度なテクニックを駆使する必要があります。また、このトラックはバックストレッチで最高速度180mph（約290km/h）に達することができ、迫力あるレース展開が観客を楽しませます。

コントロールラインは2箇所に設けられており、ホームストレートのラインはレースのリスタートやフィニッシュに用いられ、バックストレッチのラインは最初のスタート時の基準として機能します。このような設計は、安全なローリングスタートを実現するための工夫です。グランドスタンドは1万人を座れる構造になっており、コース沿いの観覧エリアを含めると最大7万5000人が収容可能です。

改修の歴史

このサーキットは、1990年に初めての改修が行われました。その内容は、安全性と競技性向上のために、ウォールを設置し、路面を改善、道幅を広げることでした。また、アスファルトの劣化を防ぐために、コーナーの外周にコンクリート舗装が施されました。これにより、2つのコーナーの接続が見直され、新たに全長2.258マイル（約3.634km）の「セカンドコース」が誕生しました。このセカンドコースは、同年よりCART（Championship Auto Racing Teams）によって使用され、インディカー・シリーズのレースでも使用されるようになりました。

2006年には、再度の改修が行われ、トラックの路面が再舗装されました。また、コーナー外周のコンクリートが取り除かれ、モーターサイクル用の「ショートコース」や、モトクロス用の「オーバル」が新設されました。この改修により、競技と訓練が両立できる環境が整備されています。

関連項目

このサーキットは、モータースポーツにおいて重要な役割を果たしており、さまざまなレースイベントが行われています。公式サイトでは最新のイベント情報やサーキットの詳細が紹介されているので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。

外部リンク

Mid-Ohio Sports Car Course – 公式サイト

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