ミネベアミツミ東京クロステックガーデン

ミネベアミツミ東京クロステックガーデン

ミネベアミツミ東京クロステックガーデンは、東京都港区東新橋に位置する超高層ビルです。このビルは、高さが136.51メートルで、2003年6月に竣工しました。もともとは日本通運本社ビルとして知られており、日本通運は秋葉原からこの地に本社を移転しました。ビルの地下2階には、武道や土俵に使われる施設が整備されており、地域文化の一部としての役割も果たしています。

敷地面積は5,518.55平方メートルで、そのうち約30%にあたる1,654.35平方メートルが緑地として確保されています。このように、オフィスビルでありながらも緑を取り入れることで、環境への配慮がなされています。また、外観はモダンで洗練されており、汐留エリアのシンボルの一つです。

旧本社ビルは、住友不動産に売却され、新たに住友不動産秋葉原ビルが建設されました。一方、日本通運は2019年12月に千代田区神田和泉町で新たな本社ビルの着工を開始し、2021年9月には汐留の旧ビルから移転しました。その後、旧本社ビルは賃貸ビルとして利用されることになりました。

2021年12月、日本通運はこのビルを732億円でミネベアミツミに売却することを発表しました。2022年4月には正式にビルを引き渡し、名称をミネベアミツミ東京クロステックガーデンに変更しました。この新しいビルには、ミネベアミツミの東京本部と営業拠点の一部、さらにはグループ会社のミツミ電機や本多通信工業の本部機能が集約されています。

さらに2023年3月27日には、1階に小学5年生以上を対象とした体感・体験型の企業ミュージアム「クロステックミュージアム」がオープンしました。このミュージアムは、企業の技術や製品を一般の方々が実際に体験できる場として設計されており、見学者にとって魅力的な展示や体験が用意されています。ミュージアムの設置により、ビルの役割は単なるオフィススペースだけでなく、地域の文化と知識の発信拠点としても進化を遂げています。

このように、ミネベアミツミ東京クロステックガーデンは、ビジネスの中心地である汐留において、企業と地域が密接に結びつく場所となっています。このビルの将来には、さらに新たな発展や利用の可能性が期待されています。

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