ミヤマザクラ (競走馬)

ミヤマザクラの競走馬としての軌跡

ミヤマザクラは日本の競走馬であり、数々のレースでの活躍を経て2020年にはクイーンカップを制覇しました。彼女の成績や経歴を詳しくみていきましょう。

デビュー当初

ミヤマザクラは2019年8月18日、札幌競馬場の新馬戦でその競走生活をスタートしました。この初戦では、同じく競走馬であるブラストワンピースの妹、ホウオウピースフルの4着という結果でした。その後、2戦目となる未勝利戦では、札幌の芝2000メートルで2歳レコードを達成し、初勝利をマークしました。

重賞初制覇

2020年に入ると、ミヤマザクラはその年の初戦として2月15日のクイーンカップに出走しました。レースでは序盤から2番手を追走し、直線では見事に抜け出しました。最終コーナーで待ち構えるマジックキャッスルとの接戦を制し、クビ差で勝利を収め、重賞タイトルを獲得しました。これは彼女にとって非常に重要な勝利となりました。

大きな挑戦

クイーンカップ制覇後、彼女は次に桜花賞（4月12日）に出走しました。このレースでは重馬場の条件に苦しみながらも、中団から脚を伸ばして5着に入線しました。しかし、5月24日の優駿牝馬では7着と苦杯を味わい、その後の秋華賞では14着と散々な結果に終わりました。秋華賞後は、長期休養を余儀なくされました。

復帰と再挑戦

5歳となった2022年10月15日、約2年の空白期間を経てミヤマザクラは太秦ステークスで復帰しました。このレースは初のダート戦でしたが、残念ながら12着という結果に終わります。その後も2023年に名古屋城ステークスで再び挑戦しましたが、ここでも表彰台には立てず15着と大敗しました。5ヶ月の休養後には、8月27日の朱鷺ステークスに出走しましたが、またしても12着に終わる結果でした。

引退と新たな役割

競走成績が振るわなかったため、ミヤマザクラは2023年11月17日付で競走馬登録を抹消され、競走生活にピリオドを打ちました。引退後は、北海道安平町のノーザンファームで繁殖牝馬として新たな生活をスタートさせました。彼女の血筋には、全兄にスプリングステークスを制したマウントロブソンや、半兄にJRA賞最優秀ダートホースのクロフネが存在し、今後の繁殖でも期待されています。

結論

ミヤマザクラは、その競走人生を通じて多くのファンの心に残る存在となりました。日本の競走馬界で見せた彼女の勇姿は、多くの競馬ファンに愛され続けることでしょう。繁殖牝馬としての今後も期待されます。

もう一度検索