ミヤマポピー

ミヤマポピー

ミヤマポピー（欧字名: Miyama Poppy）は、日本のプロ競走馬であり、繁殖牝馬としても知られています。その活動期間は1985年5月26日から始まり、特に1988年のエリザベス女王杯（GI）での優勝が記憶に残る偉業となっています。

経歴

競走馬時代

ミヤマポピーは、1987年11月28日に中京競馬場で行われた新馬戦でデビューし、見事に1着を獲得しました。しかし、次のステップである400万下特別のさざんか賞や若菜賞では、6着以下の成績にとどまりました。しかし、その後のこぶし賞とさわらび賞では連続して2着に入り、存在感を示します。

その後、夏には北海道での競走に挑みましたが、ダートの利尻特別ではイーグルロマンに3.1秒差つけられ7着という結果に終わりました。しかし、函館競馬場での北洋特別では2勝目を挙げ、900万下特別の恵山特別でも2着と健闘しました。

格上挑戦として出走したローズステークスでは4着となり、これがエリザベス女王杯への優先出走権確保に繋がりました。1988年のエリザベス女王杯では、6番人気で迎えたミヤマポピーは単枠指定の1番人気シヨノロマンをハナ差で下し、栄光の勝利を収めました。

古馬シーズンとなってからは、金杯（西）でカツトクシンの4着、京都記念ではダイナカーペンターの3着などの結果を残したものの、産経大阪杯や天皇賞（春）ではそれぞれ7着、9着の成績に終わり、天皇賞が彼女の最後のレースとなりました。

引退後

引退後、ミヤマポピーは大宮牧場で繁殖牝馬として新たな生活をスタートしました。その後、荻伏牧場や三石橋本牧場でも繁殖生活を送りました。彼女の5番仔であるゼンノカルナックは、中京2歳ステークスでオープン特別勝ち、毎日杯で3着という成績を残しています。

しかし、2005年以降は種付け未遂となり、2004年にはキングオブキングスとの仔ホッコートレジャーが最後の産駒となることが決定的でした。ミヤマポピーは2014年11月に繁殖牝馬としての登録を解除されましたが、その後の動向については情報が途絶えています。

競走馬としてGI競走を制したにも関わらず、功労馬繋養展示事業の対象となることはなく、現在では彼女の消息は不明です。

競走成績

ミヤマポピーの詳細な競走成績は、JBISサーチおよびnetkeiba.comを参照ください。特にエリザベス女王杯での勝利は、彼女の競走馬としての成績において重要な位置を占めています。

繁殖成績

繁殖牝馬としての成績については、特筆すべき成果がありました。彼女の半兄にはGI競走を3勝したタマモクロスが存在し、血統的にも優れた背景を持つ馬です。ミヤマポピーの貢献と影響は、今でも多くの競馬ファンの心に残っています。

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