ミュージックスクエア (NHK-FM)

ミュージック・スクエア (Music Square)

『ミュージック・スクエア』は、1990年4月2日に放送がスタートし、2009年3月27日までの約19年間にわたりNHK-FMで親しまれていた音楽番組です。この番組は、主に2つの時期に分けられ、リニューアル前のアーティストたちによる日替わりパーソナリティ体制と、リニューアル後の月曜から金曜の固定パーソナリティ時代となっています。

番組の構成と放送時間

『ミュージック・スクエア』は、1990年から1995年まで、アーティストや音楽関係者が日替わりでパーソナリティを務める形式でした。その後、1995年4月からは固定のパーソナリティにより放送が行われ、月曜日から木曜日は1人、金曜日は別のパーソナリティが担当するスタイルになりました。

放送は、毎週月曜日から金曜日の指定された時間に行われていました。リニューアル前の放送時間は21:00から22:30でしたが、リニューアル後は、1995年から1996年の間は21:00から22:45まで、1996年から2006年は21:00から22:35、その後21:10から22:45へと時間が変更されていきました。特別番組などの影響により、放送時間が調整されることもありました。

パーソナリティ

番組のパーソナリティも時代と共に変遷を遂げました。リニューアル前は、渋谷陽一や桑田佳祐などの著名アーティストが月曜日から金曜日までそれぞれ異なる曜日に担当していました。リニューアル後の月 - 木曜日には、中村貴子や玉川美沙などが登場し、金曜日には中村貴子や高木理恵がメインを務めました。

内容の多様性

『ミュージック・スクエア』では、音楽に関する各種コーナーやリスナーからのリクエストを受け付けるプログラムが構成されていました。特に毎週金曜日の『TOP20カウントダウン』では、さまざまなアーティストの楽曲が集計され、リスナーの関心を引く内容が提供されました。番組全体としては、日本のロックやポップスを中心に多様な音楽スタイルが紹介され、特に若い世代や音楽ファンに支持を受けることに成功していました。

放送末期には、オープニングやエンディング曲が2ヶ月ごとに変更され、リスナーからのリクエストやトークコーナーを通じて、双方向のコミュニケーションが促進されました。リスナーのリクエスト曲をフルコーラスで流すことが基本で、音楽ファンの楽しみとなっていました。

特別企画とエピソード

また、特別な企画やイベントもいくつか行われており、公開録音やアーティストゲストを招いた特別番組も放送されました。特に1996年には、THE BLUE HEARTS|THE_BLUE_HEARTSの解散発表が番組内で行われ、当時の放送局内は騒然となりました。このような貴重なエピソードがあったことからも、この番組が視聴者にとって特別な存在であったことが伺えます。

最終回とその後

『ミュージック・スクエア』は2009年3月27日をもって放送を終了しました。最後の番組では、リスナーからのリクエストやエピソードを交えた内容で締めくくられ、長い歴史を持つこの音楽番組の集大成として感動的なフィナーレを迎えました。後継番組『ミュージックライン』は、この番組のスタイルを引き継ぎ、新たな形で音楽ファンを楽しませ続けています。

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