ミュージック・ジャンプ

音楽バラエティ番組『Music Jump』の概要

『Music Jump』（ミュージック・ジャンプ）は、1997年4月6日から2000年3月26日までNHK BS2で放送されていた音楽バラエティ番組です。この番組の略称は「MJ」（エムジェイ）で、BSアナログのハイビジョン実用化試験放送でも放送されていたため、当初はレターボックス形式で視聴されていました。

番組の背景と構成

この番組は、前番組『アイドルオンステージ』のリニューアル版として若者向けに制作されました。毎週日曜日18:00から18:55の時間帯に放送されており、番組は約30分ずつの二部構成になっていました。前半はジャニーズ事務所に所属するタレントたちの「ボーイズサイド」、後半は女性アイドルが出演する「ガールズサイド」が展開されていました。この二つのセグメントは、内容としては独立した構成を持っていました。

ボーイズサイド（Boy's side）

最初の頃のボーイズサイドでは、主にV6とジャニーズJr.のタレントが出演していました。1998年4月12日放送分からは滝沢秀明が中心となりジャニーズJr.のメンバーが登場するスタイルに変更され、この流れは後に『ザ少年倶楽部』として引き継がれていきます。

主なコーナー

• - JUMPコロシアム: V6やジャニーズJr.がさまざまなスポーツで競う対決のコーナー。主に秋山純、三浦勉が司会。
• - いのっち裁判: 井ノ原快彦が被告に対し、裁判を行うコーナー。被告は発言を許可されず、鳴り物で意見を表現するというユニークな形式が特徴です。
• - 週刊Jr.壁新聞: 視聴者からの投書を紹介し、ジャニーズのニュースを伝えるコーナー。
• - Jr.交換日記: ジャニーズJr.間での一方通行の伝言を行うセクションです。
• - Jr.文化センター: ゲストを招き、学校では学べないことを学ぶ側面があります。

ジャニーズJr.時代

この時期もV6時代から引き継がれたコーナーが多く存在しました。

• - Jr.大法廷: V6時代の「いのっち裁判」を基にしたコーナーで、すべての役割をジャニーズJr.が担います。
• - 週間Jr.道: 旧JUMPコロシアムを改題したコーナー。
• - Jr.575: 視聴者から届けられた川柳を紹介し、優劣を決定します。

ガールズサイド（Girl's side）

ガールズサイドでは、女性アイドルたちがトークや音楽パフォーマンスを行う30分作品が展開されました。が、2000年4月からは後番組『BEAT MOTION』が放送されることになります。このセクションでは、当時流行していた数多くの女性アイドルたちが起用され、魅力を発揮しました。

主な出演者

• - 神田うの（司会進行役）
• - D&D、MISSIONといったアイドルグループ
• - 國府田マリ子などのアイドル声優も定期的に出演していました。

番組は多彩なコーナーや出演者により、音楽やアイドル文化を若者に広めていった。視聴者にとっては、エンターテインメントの新たな形を体験する機会だったのです。音楽だけでなく、トークやコント形式のコーナーで視聴者を楽しませ、時には彼らの素顔を垣間見ることができる貴重な番組でした。

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