ムブレロ・マビゼラ

ムブレロ・オールドジョン・マビゼラは、1980年9月16日に南アフリカ共和国のピーターマリッツバーグで生まれた元サッカー選手です。主にディフェンダー（センターバック）として活躍しましたが、守備的ミッドフィールダーもこなせるユーティリティ性も持ち合わせていました。南アフリカ共和国代表としても長年活躍しました。

クラブ経歴

マビゼラは、南アフリカリーグの強豪オーランド・パイレーツFCでその才能を開花させました。国内リーグでの活躍と、南アフリカ共和国代表でのキャプテンとしてのリーダーシップが評価され、2003年8月にはイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCへ移籍を果たしました。

2003年10月19日のレスター・シティFC戦でトッテナムでのデビューを飾り、その試合でいきなりゴールを記録するという鮮烈なデビューを飾りました。しかし、トッテナムではその素行面での問題が露呈し、練習への遅刻が頻繁に見られるなど、プロ意識に欠ける行動が目立ちました。そのため、出場機会は限られ、2年間でわずか7試合の出場にとどまりました。

トッテナムを退団後、マビゼラはノルウェー1部リーグのヴォレレンガ・フォトバルへ移籍。その後、母国である南アフリカ共和国へ帰国し、複数のクラブを渡り歩きました。2016年に現役を引退しています。

代表経歴

マビゼラは、2001年から南アフリカ共和国代表に選出され、国際Aマッチで45試合に出場しました。しかし、2008年以降は代表に招集されることはなく、母国開催となった2010 FIFAワールドカップのメンバーに選ばれることはありませんでした。

マビゼラは、その才能とポテンシャルを持ちながらも、素行面の問題からキャリアを十分に開花させることができなかった選手と言えるでしょう。しかし、南アフリカ共和国代表のキャプテンを務めた経験や、プレミアリーグでのプレー経験は、彼のキャリアにおいて特筆すべき点です。

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