メガストア

メガストアについて

『メガストア』は、1993年に白夜書房から創刊された月刊アダルトゲーム専門誌です。当初は『ニャン2倶楽部』の増刊としての位置付けでしたが、その後独立した雑誌として刊行を続けています。1995年には、白夜書房からコアマガジンが分社化されたことによって、本誌の発行元も同社へ移行しました。

創刊から2002年12月号までは、イラストレーターのうめつゆきのりによる表紙が特徴的で、そのデザインは「店頭で手に取るのが恥ずかしい」と評されることもありました。さらに、2004年6月号からは判型がB5からA4に変更され、付録として提供されるDVDには過去に人気を博したアダルトゲームの旧作が多数収録されるようになりました。

『メガストア』には、アダルトアニメやボイスコンテンツに関連する姉妹誌として『G-Type』『G'sister』『Voice-type』があります。また、美少女漫画を扱う『コミックメガストア』や『コミックメガストアH』も関連する雑誌となりますが、これらは『漫画ホットミルク』を出版社が別に持つ係からの名義貸しの形となっていました。

1997年から1999年には、CS放送のほっと茨城テレビやキッズステーションにて史上初のアダルトゲーム情報番組『メガストア 美少女ゲームTV!』が製作・放送され、視聴者の関心を集めました。番組の放送が終了した後は「インプレスTV」で特番配信されるなど、一時的に継続していましたが、現在はその配信も休止中です。

コミックメガストアの歴史

「コミックメガストア」は1993年7月5日に増刊として初めて刊行されました。当初は『漫画ホットミルク』の増刊に近い形で、単発のアンソロジーコミックとして展開していましたが、1999年には新たに創刊され、以降は美少女ゲームのコミカライズやオリジナル漫画が多く発表される場となりました。特に、鬼ノ仁やひぢりれいなどの作家によるハードコアな作品が多く注目され、多くの読者を惹きつけました。

編集者の移籍や編成によって、『メガストア』編集部と連携がありましたが、2013年には警察による家宅捜索の影響で『コミックメガストア』と『ニャン2倶楽部』は休刊。その後も旧『漫画ホットミルク』系の編集部に統合されました。

その他の関連誌

その後、2013年9月号からは『コミックメガストアα』が刊行され、隔月に発行されています。これは、前述の『コミックメガストア』や『コミックメガストアH』の後継誌として位置づけられています。また、2015年の12月からは、電子書籍専用雑誌『コミックメガストアDEEP』が配信され、季刊から隔月刊に移行しています。

2022年10月には、電子書籍版『コミックメガストア』が復活し隔月刊として配信されているなど、メディアミックス展開が進んでいます。

『メガストア』は、様々なコンテンツを生み出し続け、独自の進化を遂げてきた雑誌であり、アダルトゲームや関連コンテンツにおいて重要な役割を果たしています。

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