メガドライブ ミニ

メガドライブ ミニ：伝説のゲーム機が現代に蘇る

メガドライブ ミニは、1980年代から1990年代にかけてセガ・エンタープライゼス（現セガ）が発売し、一世を風靡した家庭用ゲーム機「メガドライブ」の復刻版です。2019年9月19日にセガゲームスから発売され、往年のファンを中心に大きな話題を呼びました。

セガが家庭用ゲーム機を発売するのは、2001年のドリームキャスト生産停止以来、実に18年ぶりのことでした。セガグループ全体で見ても、2004年から2005年にかけてセガトイズから発売された「メガドライブ プレイTV」以来となります。メガドライブ プレイTVは、メガドライブ用ゲームがプリインストールされたもので、合計3バージョンが発売されました。

メガドライブ ミニは、日本国外でも各市場向けの仕様でリリースされ、北米では「SEGA Genesis Mini」、欧州では「SEGA Mega Drive Mini」という名称で親しまれています。

メガドライブ ミニの魅力

こだわりの本体デザイン

メガドライブ ミニの本体は、初代メガドライブのデザインを忠実に再現しつつ、約55%縮小したコンパクトなサイズとなっています。このサイズは、ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンなどの復刻系ゲーム機と並べて置いた際に、バランスが取れるように考慮されています。

外観だけでなく、電源スイッチやリセットボタンなど、オリジナルの本体の各部品もダミーながら可動するようになっています。細部までこだわり抜かれたデザインは、往年のファンにはたまらない魅力です。

豊富な収録タイトル

メガドライブ ミニには、セガだけでなく、他のゲームメーカーからリリースされたタイトルも含め、厳選された40作品に加え、新規移植の2作品、合計42作品がプリインストールされています。これらのタイトルは、メガドライブの時代を再現するというテーマに基づき選ばれました。

収録タイトルは、全地域共通のものと、地域限定のものがあります。日本版では、「ぷよぷよ」シリーズ、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズ、「シャイニング・フォース」シリーズなど、人気シリーズから厳選されたタイトルが収録されています。

エムツーによる移植

収録タイトルの移植は、「SEGA AGESシリーズ」など、レトロゲームの移植で豊富な実績を持つエムツーが担当しました。エムツーは、オリジナル版の再現度を高めつつ、快適なプレイを実現するために、細部にまでこだわって移植作業を行っています。

ゲームをセレクトする際のメニュー画面で流れるBGMは、『ベア・ナックル』などメガドライブのゲーム音楽を多数手がけた古代祐三氏による新規書き下ろし楽曲が使用されています。

充実した機能

メガドライブ ミニには、プレイ途中のセーブ機能が搭載されています。これにより、いつでも好きな場面からゲームを再開することができます。

また、対応言語は日本語のほか、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、繁体字、韓国語の計8言語に対応しています。設定を変更することで、メニューのタイトル名やゲーム紹介テキストのほか、一部ゲームを除き、メニューに表示されているパッケージデザインやゲームのバージョンも該当地域向けに変更され、海外版を遊ぶことができるようになります。

メガドライブ ミニの仕様

本体型番: HAA-2520
コントローラー: メガドライブ ミニ コントローラー (USB仕様)
映像出力: HDMI
電源入力: micro-B USB
収録タイトル数: 42作品
対応言語: 8言語 (日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、繁体字、韓国語)

まとめ

メガドライブ ミニは、往年の名作ゲームを手軽に楽しめるだけでなく、当時の思い出を呼び起こしてくれる魅力的なゲーム機です。コンパクトなサイズで場所を取らず、HDMI接続で高画質な映像を楽しめるのも魅力です。メガドライブファンはもちろん、レトロゲームに興味がある方にもおすすめの一台です。

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