メガマインド

メガマインド (Megamind)

『メガマインド』は2010年に公開されたアメリカの3DCGアニメーション映画で、ドリームワークス・アニメーションによって制作され、パラマウント映画が配給を担当しました。日本では劇場公開されなかったため、普段はアクセスしにくい作品ですが、2024年6月からはデジタル配信版が鑑賞可能です。また、2016年にはディズニーXDで放送されました。

ストーリー概要

物語は悪の天才メガマインドを主役に展開します。彼はメトロシティを守るスーパーヒーロー、メトロマンと常に戦っては敗北を重ねていましたが、ある日、予期せぬ偶然でメトロマンを倒すことに成功します。しかし、勝利を手にしたメガマインドはその後、目的を見失い、彼の宿敵の名を冠した博物館を訪れます。ここで出会ったのが、メトロマンの恋人候補とされるTVリポーターのロクサーヌです。

メガマインドは彼女と交流を試みるため、事務員バーナードの姿を借りることにします。ロクサーヌとの会話からインスピレーションを得た彼は、新たなヒーローを作ることを決意しますが、手違いからカメラマンのハルにヒーローとしての能力を与えてしまいます。このハルは本来の英雄的行動とは裏腹に、自身の私利私欲を満たすためにその能力を利用しようとします。

メガマインドはハルを育て、彼を新たなヒーローとして育てようと奮闘しますが、事態は彼の意図に反して悪化していきます。ハルは力を手に入れたことで、メトロシティを自分のものにしようと企みます。混乱したメガマインドは、ロクサーヌと共にこの危機を収拾しようと奮闘します。

登場人物

• - メガマインド (声: ウィル・フェレル)

悪の天才ながら、育成環境により根は善良な性格を持つ宇宙人。

• - メトロマン (声: ブラッド・ピット)

メトロシティの象徴的なスーパーヒーローで、実は弱点を抱えている。

• - ロクサーヌ・リッチ (声: ティナ・フェイ)

知的で魅力的なTVリポーター。

• - ハル/タイタン (声: ジョナ・ヒル)

メトロシティのカメラマンで、メガマインドにヒーローとしての能力を授けられる。

• - コブンギョ (声: デヴィッド・クロス)

メガマインドの相棒で、見かけは普通の魚だが個性的なキャラクター。

興行成績と評価

映画は公開初週に約4600万ドルを獲得し、アメリカ市場でのドリームワークス映画では高いオープニング成績を記録しました。Rotten Tomatoesでは支持率が72%、Metacriticでは63点という評価を受けました。

サウンドトラックと続編

サウンドトラックは2010年にリリースされ、ハンス・ジマーによる楽曲が多数収録されています。2024年には続編「Megamind vs. the Doom Syndicate」とテレビシリーズ「Megamind Rules!」が発表されましたが、評価はイマイチとなっています。

『メガマインド』は、単なるアクションアニメではなく、自己を見つめ直し、成長するキャラクターの物語として、多くの人々に愛されている作品です。

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