メシーア

メシーア（Mesía）

メシーアは、スペインのガリシア州、ア・コルーニャ県に位置する自治体です。コマルカ・デ・オルデスに属し、2010年の人口は2,918人となっています。

地理

メシーアはア・コルーニャ県の東部に位置し、コマルカ・デ・オルデスに属しています。北はアベゴンドとセスーラス、東はビラサンタール、南はボイモルトとフラーデス、西はオルデスの各自治体と隣接しています。自治体の中心地区はシャンセーダ教区のア・イグレーシャ地区にあり、州都サンティアゴ・デ・コンポステーラから42km、県都ア・コルーニャからは46kmの距離にあります。ブルーマ教区は飛び地となっており、アベゴンド、オルデス、カラルに囲まれています。

地形は北に向かって起伏が高くなっており、平均高度は400mです。最高地点はピコイ山頂の546mです。川はカストロ教区を流れるタンブレ川が最も重要で、他にはピコイ山に源流があるサモ川があります。

交通は、コマルカの中心自治体オルデスと結んでいるAC-524号線が南西部を、そして西部のビサントーニャ教区を高速道路AP-9号線が通っています。

人口

ガリシア統計局によると、2010年の人口は2,918人（2009年：2,975人、2006年:3,102人、2005年:3,174人、2004年:3,216人、2003年:3,240人）です。住民呼称は、男女同形のmesienseです。ガリシア語話者の自治体住民に占める割合は99.66％（2001年）と、ガリシア語が広く話されています。

歴史

中世には、サンティアゴ・デ・コンポステーラと、ベタンソス、ア・コルーニャやルーゴの海岸地方（マリーニャ地域）などの北の街の間の中継点であり、サンティアゴ巡礼路のひとつイギリスの道が通っていました。

旧体制下では、この地の教区はサンティアーゴ県のメシーア司法管轄区に属していました。カブルイ教区はソブラード・ドス・モンシェス修道院の所領で、ベタンソス県に属していました。

スペイン独立戦争さなかの1809年2月13日、フランス軍はアルシャン礼拝堂を破壊、火を放ち、村人3人を銃殺しました。

自治体創設時には、メシーアは11教区によって構成、ポウロ司法管轄区に属していました。1822年にはラ・コルーニャ県に属することになり、1835年にはオルデス司法管轄区に変更となりました。

政治

自治体首長はガリシア社会党（PSdeG-PSOE）のマリアーノ・イグレシアス・カストロ（Mariano Iglesias Castro）です。自治体評議員はガリシア社会党：8、ガリシア国民党（PPdeG）:2、ガリシア民族主義ブロック（BNG）：1となっています（2011年5月22日自治体選挙結果、得票順）。

教区

メシーアは12の教区に分けられています。太字は自治体中心地区のある教区です。

アルシャン（San Cristovo）
ブルーマ（Santa Cristina）
カブルイ（Santa Eulalia）
カストロ（San Salvador）
クンディンス（San Tirso）
オ・エンシャンド（San Felices）
ラス（Santiago）
メシーア（San Cristovo）
オイストゥ（Santa María）
ビサントーニャ（San Xiao）
シャンセーダ（San Salvador）
シラン（Santo Tomé）

外部リンク

メシーア公式サイト

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