メディアファクトリー新書

メディアファクトリー新書とは

メディアファクトリー新書は、かつてKADOKAWAのメディアファクトリーブランドカンパニーから発行されていた新書レーベルです。MF新書とも呼ばれていました。

概要

2010年6月29日に創刊され、「『知る』はこんなに面白い!」というキャッチコピーを掲げていました。創刊にあたっては、「新書は、学びや新しい世界への興味を満たすだけでなく、趣味や娯楽といった遊び心を満たすものでもあるべきだ」という考えがありました。また、社会や経済の動向を知るためだけでなく、恋愛など実生活に役立てるためにも読まれる新書は、非常に幅広いニーズに応える必要があるとされました。そこで、従来の枠にとらわれず、自由で楽しく、大胆な「エンタテインメント新書」を目指すという思いが込められていました。

特徴

メディアファクトリー新書には、主に3つの特徴がありました。

1. 幅広いテーマ: 心理学、歴史、アイドル、官能など、大人の知的好奇心を刺激する様々なテーマを扱っていました。
2. 分かりやすさの重視: 文字だけでなく、写真、イラスト、漫画などを豊富に使い、内容を分かりやすく伝える工夫がされていました。
3. 専門家による執筆: 大学教授、ジャーナリスト、医師、漫画家など、各分野の第一線で活躍する専門家が執筆を担当していました。

また、2010年12月からは電子書籍版も販売が開始されました。

2014年には、『［図解］電車通勤の作法』が第4回エキナカ書店大賞を受賞しています。

しかし、2015年2月以降の新刊からは、KADOKAWAの他の新書レーベル（角川oneテーマ21、角川SSC新書、アスキー新書）と統合され、レーベル名が「角川新書」に統一されました。

ラインナップ

創刊に先立ち、2010年1月には「メディアファクトリーの新書」として、以下の3冊がプレ創刊されました。

『セクシィ古文』
『サクサクわかる現代史』
『この列車がすごい』（ナレッジエンタ読本10『すごい列車!』を新書化）

脚注

外部リンク
* メディアファクトリー新書 - ウェイバックマシン （2010年11月29日アーカイブ分）

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