メディカルノート

株式会社メディカルノートの概要

株式会社メディカルノートは東京都港区に本社を構える、日本の医療情報に特化した企業です。2014年10月にエンジェル投資家の梅田裕真氏と医師の井上祥氏によって共同で設立されました。設立当初から「医師と患者をつなぐ」というビジョンを掲げ、2,400人以上の医師や医療従事者との連携を通じて、信頼性の高い医療情報の発信を目指しています。

医療情報メディア「Medical Note」は、医師や専門家によって監修されたコンテンツを提供しており、その数は2020年5月時点で2,139の疾患に及びます。特に少数派の希少疾患や難病に関する情報も多く取り扱うことで、幅広いニーズに応えています。さらに、日本医学会前会長である髙久史麿氏を特別顧問に迎え、医療機関や団体との業務提携を強化するなど、業界全体とのつながりを深めています。

事業内容

メディカルノートは、以下のようなサービスを展開しています。

Medical Note

この医療情報メディアは、2,400人以上の専門家の協力を受け、最新のエビデンスに基づいた信頼できる医療情報を提供しています。特に、Google検索結果における「医療情報パネル」にも情報が掲載され、認知度が高まっています。

Medical Note医療相談

インターネットを介して受けられる医療相談サービスでは、専門医を中心に医療従事者からのアドバイスを受けることが可能です。このサービスはアフラックや東京海上日動、ユーグレナといった企業と連携し、ベネッセホールディングスやメルカリなどが福利厚生として導入しています。

Hospital Manager

このサービスは、医療機関向けに特化した管理ツールで、Web予約や事前問診、ビデオ通話、オンライン診療、決済を一括して行えることが特徴です。病院のデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進し、医療現場の効率化にも寄与しています。

企業沿革

メディカルノートの設立からの沿革を見てみると、様々な重要なマイルストーンが見られます。具体的には、2015年3月に医療情報メディア「Medical Note」を開始し、同年7月にはジャフコからの資金調達を実現しました。その後も2017年にはアフラックとの業務提携を行い、2018年にはバンコク病院との提携やYahoo!検索との連携も進め、医療情報の充実化に寄与してきました。

さらに、2019年にはスマホアプリ版の提供を開始し、2020年には新型コロナウイルスに関する情報を集約する特設ページも開設しています。同年10月には医療機関向けの「Hospital Manager」を提供し、さらなる成長を続けています。

最後に

株式会社メディカルノートは、信頼性の高い医療情報を提供することで、患者と医療機関を結びつける役割を果たしています。今後も医療の情報化が進む中で、同社の役割はますます重要になることでしょう。

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