メフディー・ガーイェディー:イランの才能あるフォワード
メフディー・ガーイェディー(Mehdi Ghayedi,
1998年12月5日 - )は、
イラン・
ブーシェフル出身のサッカー選手で、アル・イテハド・カルバに所属し、フォワードとして活躍する
イラン代表選手です。
クラブ経歴
ガーイェディーは、地元の
イランジャヴァーン・
ブーシェフルFCのリザーブチームでキャリアをスタートさせ、2016-17シーズンにトップチームへ昇格しました。このシーズンで10ゴールを挙げ、2部リーグの新人王に輝きました。
エステグラル・テヘランFC
2部リーグでの活躍が認められ、名門エステグラル・テヘランFCが獲得に動き、2017年7月8日に5年契約で移籍しました。2017年8月4日のエステグラル・フーゼスターン戦でデビューを飾り、そのテクニックで観客を魅了しました。この活躍から、サポーターには「バーシュー・クーチェク(小さいトカゲ)」という愛称で親しまれています。
2018-2019シーズンには、1部リーグ第6節のナフト・マスジェド・ソレイマーン戦でエステグラル・テヘランFCでの初ゴールを記録しました。
2019-2020シーズンには、背番号10を背負い、ナフト・マスジェド・ソレイマーン戦でシーズン初ゴールを挙げるなど、チームの中心選手として活躍しました。
代表経歴
ガーイェディーは、2017年のFIFA U-20ワールドカップに出場する
イラン代表に選出されました。グループリーグのザンビア戦でデビューを果たし、ポルトガル戦にも出場しましたが、負傷により退場しました。
タイトル
運転事故
2018年1月29日、
ブーシェフル市で運転中に事故を起こし、病院に搬送されました。この事故では同乗者1名が死亡するという悲劇に見舞われました。事故原因は高速道路での競争運転とされ、ガーイェディー自身も運転免許を持っていなかったことが判明しました。裁判の結果、ガーイェディーは有罪となり、1年のタアズィール刑と被害者への賠償金3億6千万トマーン(約891万円)の支払いを命じられました。
プレースタイル
ガーイェディーは、優れたテクニックとスピードを活かしたドリブル突破が持ち味で、チャンスメイク能力にも長けています。また、ゴールへの嗅覚も鋭く、得点能力も高い選手です。そのプレースタイルから、
イラン国内では将来を嘱望される若手選手の一人として注目されています。
まとめ
メフディー・ガーイェディーは、
イランサッカー界の将来を担う才能ある選手です。今後の更なる活躍が期待される一方、過去の交通事故という苦い経験を糧に、人間としても成長していくことが望まれます。