メルセデス・ベンツ・EQB

メルセデス・ベンツEQB：電動SUVの快適性と先進性

メルセデス・ベンツが展開するEQブランドの電動車シリーズに属するEQBは、Dセグメントに位置づけられる高級クロスオーバーSUVです。社内コードはX243。7名乗車可能な広々とした室内空間と、洗練されたデザイン、そして環境性能を両立させたモデルとして注目を集めています。

デザインとボディ

EQBは、メルセデス・ベンツGLBをベースに開発されており、兄弟車関係にあります。GLBと共通のMFA2プラットフォームを採用しながらも、EQブランドの特徴であるフロントグリルやテールランプのデザインによって、明確な差別化が図られています。空力性能にも配慮した設計となっており、Cd値は0.28と、GLBよりも向上しています。洗練されたエクステリアデザインは、EQBならではの高級感を演出します。

パワートレインと性能

EQBの駆動方式は、FWD（前輪駆動）と4MATIC（4輪駆動）の2種類が用意されています。FWDモデルには、フロントに配置された1基の同期モーターが搭載され、4MATICモデルには、フロントに誘導モーター、リアに同期モーターの2基のモーターが搭載されています。モーター出力はEQAと共通です。スムーズな加速と力強い走行性能を実現し、快適なドライブ体験を提供します。

バッテリーは、床下に66.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。航続距離は、走行状況や環境によって異なりますが、日常使用における十分な走行距離を確保しています。充電方法についても、様々なオプションが用意され、利便性を高めています。

室内空間と快適性

EQBは最大7名乗車が可能です。3列シートの配置により、大人数での乗車にも対応できます。ただし、安全上の理由から、3列目シートの利用は身長165cm以下の方に制限されています。広い室内空間と快適なシートにより、長距離ドライブでも疲れにくい設計となっています。先進的なインフォテインメントシステムも搭載し、快適な車内空間を提供します。

発売とラインナップ

EQBは、2021年の上海モーターショーで初公開されました。同年11月より欧州での販売が開始され、2022年7月には日本市場にも導入されました。日本市場では、EQB 250とEQB 350 4MATICの2つのグレードが展開されています。それぞれのグレードによって、モーター出力や駆動方式、装備などが異なります。お客様のニーズに合わせた選択が可能です。

まとめ

メルセデス・ベンツEQBは、環境性能と高級感を両立させた魅力的な電動SUVです。広々とした室内空間、先進的な技術、そして洗練されたデザインは、快適で上質なドライブ体験を提供します。7名乗車可能な実用性も兼ね備えているため、様々なシーンで活躍できる一台と言えるでしょう。 EQBを選ぶことで、環境に配慮しながら、メルセデス・ベンツならではの高級感と快適性を満喫できます。

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