メルセデス・ベンツ・W214

メルセデス・ベンツ Eクラス（W214/S214）：伝統と革新が融合した新型モデル

2024年、メルセデス・ベンツの6代目Eクラス（W214/S214）が日本市場に上陸しました。セダンとステーションワゴンに加え、SUVとステーションワゴンの要素を融合したオールテレインも展開されています。新型Eクラスは、デジタルワールドプレミアを経て、日本市場向けに右ハンドル仕様で登場。その魅力は、伝統と革新が融合したデザイン、先進技術の搭載、そして環境への配慮という3つの柱に集約されています。

エクステリア：エレガントさと先進性を兼ね備えたデザイン

新型Eクラスのエクステリアは、歴代Eクラスの伝統を受け継ぎつつ、「Sensual Purity（官能的純粋）」をコンセプトに、新たなデザイン言語を採用しています。滑らかな曲線と精緻なディテールが調和し、エレガントで洗練された印象を与えます。一部グレードには、夜間や夕暮れ時に白く光るイルミネーテッドラジエーターグリルを採用。テールランプはメルセデスの象徴であるスリーポインテッド・スターをモチーフとしたデザインで、サイドには格納式のドアハンドルが装備されています。エアロダイナミクスにも配慮されており、Cd値は0.23という低数値を実現しています。ホイールベースは先代モデルから20mm拡大された2,960mmとなり、より広々とした室内空間を実現しています。

インテリア：先進技術と快適性が融合した空間

インテリアは、最新の技術と上質な素材が融合し、ドライバーと乗員に快適な空間を提供します。ダッシュボード中央には、センターディスプレイと助手席ディスプレイを一体型にしたMBUXスーパースクリーンが配置され、直感的な操作性を提供します。最新世代のMBUX（第3世代）システムは、サードパーティ製のアプリケーションにも対応し、高い利便性を誇ります。さらに、停車時にはセルフィー&ビデオカメラを使用し、オンラインビデオ会議や写真・動画撮影なども可能です。広角レンズにより、室内全体を捉えることも可能です。

サウンドシステムには、Dolby Atmosにも対応したBurmester 4Dサラウンドサウンドシステムを採用。合計17個のスピーカー、15チャンネル、730Wの高出力により、臨場感あふれるサウンド体験を提供します。シートに振動を伝えるエキサイターを搭載することで、音楽を身体で感じることができるのも特徴です。

パワートレイン：電動化と環境への配慮

新型Eクラスは全モデルで電動化されたパワートレインを採用しています。ガソリンエンジンとディーゼルエンジンに加え、プラグインハイブリッドモデルも用意されており、多様なニーズに対応します。また、一部コンポーネントに資源節約型原材料、シート内部のウレタンフォームには認証済みの再生原料を使用するなど、環境への配慮も強化されています。

走行性能：スポーティな走りを実現する技術

セダンモデルには、SクラスやCクラスに採用されている後輪操舵システム「リア・アクスルステアリング」を採用。低速時は後輪を逆方向に、高速時は同方向に操舵することで、走行安定性の向上と最小回転半径の縮小（5.4m→5.0m）を実現しています。また、AMGモデルでは、AMGリミテッド・スリップ・デフやAMGダイナミックエンジンマウントといった高性能パーツを採用し、よりスポーティな走りを可能にしています。

AMGモデル：トップパフォーマンスモデル

メルセデスAMGによるトップパフォーマンスモデル「E53 HYBRID 4MATIC+」もラインナップされています。3.0L直列6気筒ターボエンジンと電動モーターを組み合わせたPHEVモデルで、AMGスピードシフトTCT 9GトランスミッションとAMG 4MATIC+により、力強い加速と優れた走行性能を実現しています。また、導入記念限定車「Edition 1」も用意され、特別な装備が施されています。

オールテレイン：実用性と走破性を両立

オールテレインは、SUVとステーションワゴンの実用性を併せ持つクロスオーバーモデルです。日本仕様では唯一の四輪駆動クリーンディーゼルモデルとなっており、高い走破性を誇ります。360°カメラシステムを用いた「トランスペアレントボンネット」が標準装備されており、運転をサポートします。

まとめ

新型Eクラスは、伝統と革新が融合した、魅力的なモデルです。洗練されたデザイン、先進技術、環境への配慮、そしてスポーティな走りなど、多くの魅力を備えています。日本市場において、セダン、ステーションワゴン、オールテレインと幅広いバリエーションが用意されているのも大きな特徴です。それぞれのライフスタイルに最適な一台を見つけることができるでしょう。

もう一度検索