メロディ (キンモクセイの曲)

キンモクセイの9作目のシングルとして2004年8月25日にリリースされたのが「メロディ」です。発売元はBMGファンハウスでした。

このシングルには、表題曲「メロディ」に加え、「君とチンパンジー」の2曲の新曲と、ライブ音源「二人のアカボシ」が収録されています。さらに、「メロディ」のオリジナル・カラオケも含まれており、計4トラックで構成されています。

表題曲である「メロディ」は、作詞・作曲を伊藤俊吾が担当し、編曲は佐橋佳幸とキンモクセイが共同で行いました。楽曲の長さは4分40秒です。この曲は、キンモクセイらしい、どこか懐かしさを感じさせるメロディーと、温かみのある歌声が魅力的な一曲です。聴く人の心を優しく包み込むような、そんな印象を受けるでしょう。歌詞は、日常の中にあるささやかな幸せや、大切な人への思いを綴っており、共感を覚えるリスナーも多いのではないでしょうか。

カップリング曲の「君とチンパンジー」も、作詞・作曲は伊藤俊吾が手掛けています。編曲は「メロディ」同様、佐橋佳幸とキンモクセイが担当しました。こちらは3分16秒の楽曲です。曲調は少しコミカルで、ユニークなタイトルが印象的です。しかし、その中にも、キンモクセイならではの音楽的な深みが感じられます。独特な世界観を持つ歌詞と、軽快なリズムが特徴で、聴く人を飽きさせない、遊び心のある一曲です。

さらに、ボーナストラックとして、2004年4月25日に日比谷野外大音楽堂で行われたライブでの「二人のアカボシ」の演奏が収録されています。このライブ音源は7分32秒という長尺で、ライブならではの熱気や臨場感を伝えてくれます。作詞・作曲は伊藤俊吾、編曲はキンモクセイが担当しました。ライブならではのアレンジや、観客の歓声も収録されており、ライブに行ったような気分を味わうことができるでしょう。スタジオ音源とは異なる、生きた音楽の魅力が詰まったトラックと言えます。

「メロディ」は、その後、2枚のアルバムに収録されました。1枚は、2004年に発売されたアルバム『NICE BEAT』で、「メロディ」と「君とチンパンジー」の両方が収録されています。もう1枚は、2007年に発売されたベストアルバム『ベスト・コンディション 〜kinmokusei single collection〜』で、「メロディ」が収録されています。これらのアルバムを通じて、このシングルに収録された楽曲は、多くのファンに親しまれ、愛され続けています。

「メロディ」は、キンモクセイの代表的な楽曲の一つであり、彼らの音楽性を象徴するような、温かく、心に響く作品です。リリースから年月が経った今でも、その魅力は色褪せることなく、多くの人々に愛され続けています。このシングルは、キンモクセイの音楽を初めて聴く人にとっても、彼らの魅力を知る良いきっかけとなるでしょう。

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