メンB

メンB（メンビー）

『メンB』は、日本テレビ系列で放送された深夜バラエティ番組で、コントを中心とした内容が特徴です。この番組は2004年4月16日に放送が始まり、2005年3月31日までの約1年間、様々な形で視聴者を楽しませました。

番組タイトルの「メンB」は、業界用語で裏の顔を示す「B面」という言葉を逆さにしたもので、放送当初は一部の出演者以外はその意味を知らずに出演していたことが話題になりました。この斬新なタイトルが、多くの人々の関心を引きました。

放送概要

『メンB』は、放送局や地域によって放送時間が異なり、関東地区では金曜日の深夜に放送されました。初期の放送は、シチュエーションコントが中心で、「ラーメン味久」という元ライブハウスを舞台にしたコントが多く展開されました。また、番組の進行の中で、レギュラーのメンバーは若手芸人や女性アイドルに入れ替わり、さまざまなスタイルを試みました。

番組の第2期では、初期の舞台設定を廃止し、オープニングで全員がロックバンドに扮してパフォーマンスを行うなど、内容が大きく変化しました。特に、さっくんお兄さんの気にしない体操や、マイティーやついの持ちギャグによって、多くの視聴者に笑いを提供しました。

出演者

出演者には戸田恵子、長井秀和、陣内智則、アンジャッシュの渡部建、児嶋一哉など、多彩な顔ぶれが揃いました。彼らはそれぞれ独特のキャラクターを持ち込み、ユーモアに富んだコントを繰り広げました。また、基本的に男女混在の出演者構成となっており、視聴者に新鮮な印象を与えていました。

人気コントの内容

さっくんお兄さんの気にしない体操
このコントでは、佐久間が「さっくんお兄さん」となり、幼稚園児たちと共に自虐的かつ悲しい童謡を歌いながら体操を行いました。彼の明るい笑顔が逆に悲しみを誘うギャップが面白おかしかったです。

わた子
わた子役の渡部が、合コンをテーマにし、未成年の中川が烏龍茶を飲む中でのコントを展開。彼女は男性陣に厳しくダメ出しを行い、面白みと共に少しの緊張感を生み出しました。

人の心が読めるサトル君
陣内が演じるサトル君は、人の心の声を読む能力を持つキャラクターで、時に珍騒動を巻き起こすなどして、視聴者を引き付けました。

スタッフと制作背景

『メンB』には、脚本や演出を担当した多くの才能あるスタッフが揃いました。それぞれのコントに新しい息吹を吹き込み、視聴者に飽きさせない工夫がなされていました。番組制作には、ミュージシャンや美術スタッフなども関わり、視覚的にも楽しめる内容となっていました。

この番組は、放送終了後も名古屋地区などで不定期に再放送され、多くのファンの心に残りました。日本のお笑い界における重要な試みの一つとして、多くの人々の記憶に刻まれています。

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