モアモア歌謡センター

モアモア歌謡センター

『モアモア歌謡センター』は、1981年5月2日から1991年6月30日までの間、ニッポン放送で放送されていた公開形式のラジオ番組です。この番組は、神奈川県川崎市の川崎岡田屋モアーズ内の特設ステージから毎週土曜日の昼に放送され、岡田屋モアーズによって提供されていました。そのため、番組名にも「モアモア」の名が冠されています。

番組の概要

番組は主にゲストとのトークと歌で構成され、時折クイズコーナーも挟む形で作られています。最初は『高島秀武のマンモス歌謡ワイド』内のコーナー「飛び出せ歌謡リクエスト」から1981年5月にスタートし、当初は『チエちゃん・陳平の歌謡ビッグサタデー』の内包番組として、週末の午後に放送されていました。1983年6月には独立した番組として引き続き放送されることになり、当時のニッポン放送男性アナウンサーが司会を務めました。

ゲストは毎回1組か2組が招かれ、歌手やアイドルタレントなどが中心となりました。また、番組放送中には川崎岡田屋モアーズ内のレストランや喫茶店を利用してゲストとの打ち合わせが行われていました。30分という短い時間の中で生放送が行われるその様子は、リスナーにとって生の音楽とトークを楽しむ貴重な体験となっていました。

特別番組の放送により休止されることもありましたが、番組の収録自体は通常通り行われ、収録分は『ウィークエンド歌謡スペシャル』として放送されました。これにより、リスナーは休養や特別編成にもかかわらず、音楽やトークを楽しむことが可能でした。

歴代の司会者

番組の司会者としては、以下のアナウンサーが歴任しました。

• - 上村貢聖（1981年5月～1983年9月）
• - 塚越孝（1983年10月～1986年3月）
• - 上柳昌彦（1986年4月～1987年3月）
• - 桜庭亮平（1987年4月～1990年9月）
• - 曽我部哲弥（1990年10月～1991年6月）

それぞれの司会者が特徴的な進行を行い、番組に彩りを加えていました。

放送時間の変遷

『モアモア歌謡センター』の放送時間は、時期によって何度か変更されました。具体的には以下の通りです。

• - 1981年5月2日～1983年5月28日：毎週土曜日 14:03～14:27
• - 1983年6月4日～1983年9月：毎週土曜日 14:00～14:30
• - 1983年10月～1985年9月：毎週土曜日 16:00～16:30
• - 1985年10月～1991年6月：毎週土曜日 16:30～17:00

このように時間が変更されながらも、リスナーに楽しんでもらえる内容を提供し続けました。

後番組への移行

1991年6月を持って番組は終了し、後を引き継いだのはお笑い芸人をゲストに迎えた『モアモア爆笑新鮮組』です。音楽とお笑いの融合が新たな形態として続けられましたが、モアモア歌謡センターが培ってきた「生の楽しさ」は、今も念頭に伝えられています。

この番組は、ニッポン放送の歴史の一部として、多くのリスナーに愛され、影響を与えたことは間違いありません。

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