モダ・センター

モダ・センターの概要

モダ・センター（Moda Center）は、アメリカ・オレゴン州ポートランドに位置する屋内競技施設です。このアリーナは、NBAのポートランド・トレイルブレイザーズと、NLLのポートランド・ランバージャックスの本拠地として利用されています。また、アイスホッケーやコンサートなどのイベントも開催される多目的な設備です。

建設の背景

アリーナは1995年10月12日にオープンし、建設においては公的資金は一切使用されていません。マイクロソフトの共同創業者であるポール・アレンが筆頭株主のオレゴンアリーナ社によって資金が調達され、プルデンシャル・ファイナンシャル社などからの融資を受けて建設が進められました。名称の「ローズ」は、ポートランドが「ローズシティ」として知られていることに由来しており、「-ガーデン」はマディソン・スクエア・ガーデンなどの著名なアリーナとの関連から名付けられました。

アリーナの特徴

モダ・センターの収容人数は、オープン当初は20,340人でしたが、後に改修が行われて19,980人に減少しました。それでも、当時としては最新の技術が導入されており、観客に快適な観戦環境を提供しています。ブレイザーズの初試合は1995-96シーズンの11月3日、バンクーバー・グリズリーズとの対戦でした。

チームとスポーツイベント

現在、モダ・センターにはトレイルブレイザーズのほかに、NLLのランバージャックスやジュニアアイスホッケーチームも本拠地としています。また、ローズ・ガーデンの隣にはポートランド市所有のメモリアル・コロシアムがありますが、ブレイザーズはアリーナの完成に伴い移転しています。プロアイスホッケーの新チームがポートランドに設立されるとの噂もありますが、まだ実現には至っていません。

過去のチームとイベント

モダ・センターでは、WNBAのチームや、アリーナフットボール、インドアサッカーのチームも活動していた時期がありましたが、いずれも活動を停止または移転しています。アリーナでは、これまでに多くのコンサートも行われており、初のコンサートはデヴィッド・ボウイとナイン・インチ・ネイルズの共演でした。

命名権

2013年8月には、モダ・ヘルスが10年間の契約でアリーナの命名権を取得し、現在は「モダ・センター」と呼ばれています。これは施設の名声と認知度向上にも寄与しているでしょう。

まとめ

モダ・センターは、ポートランドにおいてスポーツおよびエンターテイメントの中心地として重要な役割を果たしています。これからも多様なイベントが開催され、多くの人々が集まる場所であり続けることが期待されます。

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