モデナ・レッジョ・エミリア大学

モデナ・レッジョ・エミリア大学（Università degli Studi di Modena e Reggio Emilia）は、イタリアのエミリア＝ロマーニャ州に位置する、モデナとレッジョ・エミリアの二つの都市にまたがる大学です。1175年に創立され、イタリアで最も古い大学の一つとして知られています。現在では約2万人の学生が在籍する大規模な教育機関となっています。

歴史

大学の起源は中世大学（ストゥディウム・ゲネラーレ）に遡りますが、1338年に一度廃止され、学位を授与しない「3つの公共講座」に改組されました。その後、1590年代には「資金不足」を理由に休止を余儀なくされました。モデナにおいては、1680年代まで大学の活動は停止しており、1685年までは教皇からの設立許可も得られない状況でした。しかし、その後、大学は再建され、現在に至るまで教育・研究機関としての役割を果たしています。

組織

モデナ・レッジョ・エミリア大学は、多岐にわたる分野を網羅する20の学部を擁しています。このうち、8学部がモデナに、4学部がレッジョ・エミリアに設置されています。

モデナの学部:

生命科学部（Faculty of Biosciences and Biotechnologies）
工学部（Faculty of Engineering）
法学部（Faculty of Law）
文学部（Faculty of Literature and Philosophy）
経済学部（Faculty of Economics）
理学部（Faculty of Mathematical, Physical and Natural Sciences）
医学部（Faculty of Medicine and Surgery）
薬学部（Faculty of Pharmacy）

レッジョ・エミリアの学部:

農学部（Faculty of Agricultural Sciences）
通信経済学部（Faculty of Communication and Economic Sciences）
教育学部（Faculty of Education Sciences）
工学部（Faculty of Engineering）

これらの学部は、それぞれの分野で高度な教育と研究を提供しています。また、大学は多様な研究センターや施設を備え、学術的な発展に貢献しています。

施設

大学の施設の一つとして、モデナ・レッジョ・エミリア大学植物園があります。この植物園は、教育や研究の目的だけでなく、地域社会への貢献も目指しています。

外部リンク

イタリア語の公式サイトへのリンク'>モデナ・レッジョ・エミリア大学公式サイト（イタリア語）
英語の公式サイトへのリンク'>モデナ・レッジョ・エミリア大学公式サイト（英語）

モデナ・レッジョ・エミリア大学は、長い歴史と伝統を持ちながら、現代社会のニーズに応じた教育・研究を推進する、イタリアを代表する高等教育機関の一つです。多様な学部構成と充実した施設を備え、国内外から多くの学生や研究者を集めています。

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