モバコレ

株式会社モバコレの概要

株式会社モバコレ（Mobacolle）は、2006年2月に設立されたファッション通販サイトを運営していた企業です。設立当初は、DeNAが51%、千趣会が49%の出資比率を持つ合弁会社としてスタートしました。しかし、2010年にDeNAが事業に集中するため、千趣会に株式を譲渡し、千趣会の完全子会社となりました。

モバコレは、アパレルブランドとのコラボレーションを頻繁に行っており、特に人気のあったのはアニメ『エヴァンゲリオン』とのコラボアイテムです。これにより、ファッションとアニメの融合が図られ、多くのファンから支持を受けました。

モバコレは、リリースしたアイテムやコラボ商品によって特に若年層の顧客に対し新たなファッションスタイルを提供し、トレンドセットに貢献しました。特に、オリジナルデザインのTシャツやスマホケースなどが注目を集め、多彩な商品展開を行っていました。

企業の変遷

2019年3月29日、モバコレは千趣会からロコンドに売却され、ロコンドの完全子会社となりました。この取引の取得価額は4億8800万円でした。その後、同年6月1日にはロコンドに吸収合併され、モバコレは法人としては解散しました。

しかし、モバコレの通販サイトは存続し、同年6月3日より「LOCONDO GIRL’S COLLECTION」（通称「ロココレ」）として新たなスタートを切りました。このように、モバコレは業態の変更とともに、運営するブランドの若返りを図り、新たな顧客層を開拓することに力を入れました。

モデルの活動

モバコレでは、ファッション通販サイトとして数多くのモデルが起用されており、その代表的な存在には小杉樹彦、平山咲季、加瀬舞、古澤未来、いとくとら、平木愛美などがいます。彼女たちは自身の人気を生かし、モバコレの商品やコーディネートを効果的に宣伝しました。彼女たちの影響力により、多くの消費者がサイトを訪れるきっかけとなり、売上の向上に寄与したポイントも多かったことでしょう。

まとめ

株式会社モバコレは、ファッション通販の分野において重要な役割を果たしていましたが、ロコンドに買収された後は、そのブランド名が変更され、運営形態も変化しました。しかし、モバコレが築いたファッションとアニメのコラボレーションというスタイルは、今なお多くのファンから高い評価を受け、次世代のファッションスタイルに影響を与え続けています。

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