モンゴル人民革命党 (2010-)

モンゴル人民革命党（モンゴル語: Монгол Ардын Хувьсгалт Нам）は、かつてモンゴル国に存在した政党です。

概要

社会主義時代には、一党独裁体制を敷く政党としてモンゴルの政治を主導しました。しかし、民主化の流れの中で社会主義インターナショナルに加盟するなど、社会民主主義政党への転換を図りました。

2010年11月5日には、党名から「革命」の語を削除し、「モンゴル人民党」へと改称しました。この党名変更に対し、当時の執行部の方針に反発したナンバリーン・エンフバヤル前大統領らが、「人民革命党」の名を掲げて分裂し、事実上の新党を結成するに至りました。

2012年の総選挙では、モンゴル民族民主党と「公正連合」を結成し選挙戦に臨み、11議席を獲得しました。この選挙での結果は、分裂後の人民革命党としての一定の存在感を示すものでした。

その後、2020年3月には、市民の勇気・緑の党・モンゴル伝統連合党の3党と「我らの連合」を結成し、同年6月の選挙に臨みました。しかし、この選挙では1議席の獲得にとどまりました。

そして、2021年にモンゴル人民革命党は、かつて党名変更を行ったモンゴル人民党に再統合されることが決定し、その歴史に幕を閉じました。

特徴

社会主義から社会民主主義への転換
党名変更と分裂、再統合
複数政党との選挙連合

関連項目

モンゴルの政党一覧

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