モンスターズ・ワーク

『モンスターズ・ワーク』

『モンスターズ・ワーク』（英：Monsters at Work）は、ディズニー・テレビジョン・アニメーションが制作するフルCGアニメーションシリーズです。この作品は映画『モンスターズ・インク』のスピンオフであり、物語の後日譚として位置付けられています。キャッチコピーは「笑いは未来だ（IT'S LAUGHTER WE'RE AFTER）」で、笑いをテーマとした新たな物語が展開されます。

配信とシーズン2

アメリカでは2021年7月7日から、日本では同年7月9日よりDisney+で配信がスタートしました。また、シリーズの人気を受け、シーズン2の制作も決定し、アメリカでは2024年4月5日から日本では同月27日よりディズニー・チャンネルで先行放送される予定です。その後、同年5月5日からDisney+で日米共通に配信されることが発表されています。

あらすじ

物語は、モンスターズ・インクの経営者であるマイクとサリーが「笑い」の重要性を発見し、経営方針を転換するところから始まります。主人公のタイラー・タスクモンは、モンスターズ・ユニバーシティを主席で卒業した優秀な「怖がらせ屋」です。しかし、会社の方針転換により、彼は社内の施設チーム（通称MIFT）に配属されます。彼は「笑わせ屋」として新生モンスターズ・インクの一員として働くことを夢見て、マイクとサリーたちと日々奮闘します。

登場人物

• - タイラー・タスクモン: 新人の「笑わせ屋」。
• - ジェームズ・P・サリバン: モンスターズ・インクの経営者。
• - マイク・ワゾウスキ: タイラーの mentor。
• - ロズ: 施設チームの一員。
• - セリア・メイ: 受付の女性キャラクター。

映画版ではマイク役を田中裕二（爆笑問題）、サリー役を石塚英彦（ホンジャマカ）が担当していましたが、テレビシリーズではマイク役が高木渉、サリー役は楠見尚己に変更されています。

制作背景

このシリーズは2017年11月にウォルト・ディズニー・カンパニーの決算説明会でCEOのボブ・アイガーによって発表され、ディズニー+のために制作が進められました。ショーランナーには、ディズニーTVAのプロデューサーであり、「プレーンズ2/ファイアー&レスキュー」の監督でもあるボブズ・ガナウェイが選ばれました。さらに、D23 Expoでは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとピクサーのスタッフもこのプロジェクトに参加していることが明かされ、特別な協力が強調されました。

ストーリーの特徴

本シリーズでは、キャラクターの背景や新たなテーマに焦点が当てられています。特に、各エピソードは、「絶叫」から「笑い」への方針転換を深く掘り下げ、登場キャラクターの成長や困難に焦点を当てています。特定のエピソードでは、女性キャラクターがリーダーシップの役割に昇進する様子も描かれています。

アニメーション制作と音楽

アニメーション制作はカナダのICON Creative Studioが担当し、制作開始当初は新型コロナウイルスの影響を受けつつも遠隔作業で続行されました。また、音楽はイギリスの作曲家ドミニク・ルイスが担当し、前作の楽曲からインスパイアを受けて作成されています。

トリビア

本作のキャッチコピー「IT'S LAUGHTER WE'RE AFTER」は、東京ディズニーランドで2009年に開園したアトラクション「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」で使用されている名言でもあります。

『モンスターズ・ワーク』は、笑いの力をテーマにした心温まる物語であり、全世代に楽しんでもらえる内容となっています。

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