モーゾ・イン・パッシーリア

モーゾ・イン・パッシーリア（伊: Moso in Passiria ; 独: Moos in Passeier）は、イタリア共和国トレンティーノ＝アルト・アディジェ州ボルツァーノ自治県に位置する、人口約2,100人の基礎自治体（コムーネ）です。

地理

モーゾ・イン・パッシーリアは、ボルツァーノ自治県の北部に位置し、ヴァル・パッシーリアに属しています。主要都市からの距離は、メラーノから北へ約18km、オーストリアのゼルデンから南東へ約19km、ブレッサノーネから西北西へ約39km、県都ボルツァーノから北北西へ約40km、州都トレントから北へ約84kmです。町域は南北に長く伸びており、西側はオーストリア（チロル州）との国境となっています。

周辺のコムーネは以下の通りです。

北東: ラチーネス
東: サン・レオナルド・イン・パッシーリア
南東: サン・マルティーノ・イン・パッシーリア
南: リフィアーノ
南: ティローロ
南西: パルチーネス
南西: セナーレス
北西: ゼルデン（オーストリア）

町域の北西部にはティンメルスヨッホ峠（ティンメル峠、ロンボ峠）があり、オーストリア側のチロル州とイタリア側を結ぶ重要な交通路となっています。

行政

モーゾ・イン・パッシーリアには、以下の分離集落（フラツィオーネ）があります。

Corvara (Rabenstein)
Plan (Pfelders)
Plata (Platt)
Stùlles (Stuls)
* Ulfàs (Ulfaß)

ボルツァーノ自治県が設けた行政区画 Comunità comprensoriale では、ブルグラヴィアート（ブルクグラーフェンアムト）に属します。

住民

2011年に行われた言語集団調査によれば、住民の約91%がドイツ語話者、約9%がイタリア語話者です。

モーゾ・イン・パッシーリアは、その地理的な位置、歴史、文化において、多様な魅力を持つ地域です。特に、オーストリアとの国境に位置することから、文化的な影響も強く、独特の景観と伝統が息づいています。観光地としても人気があり、自然愛好家や歴史に興味のある人々にとって魅力的な場所となっています。この地域を訪れることで、イタリアの他の地域とは異なる、ユニークな体験をすることができるでしょう。

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