モーニングジャンボ奥さま8時半です

モーニングジャンボ奥さま8時半です

『モーニングジャンボ奥さま8時半です』は、1972年4月3日から1984年5月4日まで、TBS系列などで放送されたワイドショー番組です。毎週月曜日から金曜日の8:30から9:55の時間帯に生放送され、多くの視聴者に愛されてきました。番組は、当初の『モーニングジャンボ』の視聴率が低下したことを受けて内容を刷新し、新たにスタートしました。

番組の概要

もともと『モーニングジャンボ』という名称の番組は視聴率が不振であり、その改革として8時30分からの新番組『奥さま8時半です』が誕生しました。この番組は、同じくTBS制作の『JNNニュースショー』と合わせて構成され、新聞の番組表にはしばしば両者がまとめて記載されていました。最終的に、番組は1984年に終了し、13年にも及ぶ歴史にピリオドを打ちました。

番組の司会者鈴木治彦は、健康上の理由から降板を決め、彼の後を受けて森本毅郎が新たな司会者として迎えられました。鈴木はその後、TBSを定年退職しました。新たに始まった『森本毅郎さわやかワイド』は続編としてスタートし、さらに後には『モーニングEye』としてリニューアルされました。

スポンサーとその変遷

本番組のスポンサーは、ライオン企業で、番組開始時から関わりを持ちました。ライオンは平日のドラマ枠から移動してきたスポンサーに選ばれましたが、最初はスポンサー獲得について難色を示しました。しかし、最終的にはTBSを信じるという決断を下し、スポンサーとなりました。これにより、ライオンは以降も長期にわたりTBSの番組に関与し続けることとなり、さまざまな番組のスポンサーを務めました。

ライオンはその後、1996年に『はなまるマーケット』をスタートさせ、2021年からはよりエンタメ色を強めた『ラヴィット!』へと変遷しました。ライオンは2023年現在も、本番組の前半部でのスポンサーを継続しています。さらに、佐藤遥子は1970年代後半から現在まで、ライオンの商品のCMに出演し続けていることも特筆すべき点です。

画期的な演出

『モーニングジャンボ奥さま8時半です』は、テレビ番組においてお天気ループを初めて表示した番組でもありました。視聴者にリアルタイムで天気情報を提供し、番組の一部として生かされていました。このような試みは、視聴者の関心を引きつける要素の一つとなり、番組の人気に寄与しました。

主な出演者

番組には多くのアナウンサーやコメンテーターが登場し、それぞれ役割を果たしました。初代司会者の鈴木治彦をはじめ、宮崎総子、玉井孝などが出演しました。また、道上洋三や初代林家木久蔵、料理コーナーに出演した金子信雄、芸能リポーターの梨元勝など、多様なメンバーが活躍しました。特に、宮崎総子は一時期出産のために降板していましたが、その後復帰しました。

番組のテーマ音楽は、ハニー・ナイツが歌う「♪ハハン ハハン 8時半…」という曲で、1982年まで使用されていました。このように、『モーニングジャンボ奥さま8時半です』は、視聴者に新しい情報を提供し、エンターテインメントと情報を融合させた名作番組でした。その存在意義は、今日まで語り継がれています。

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