モーリス・ノーマン

モーリス・ノーマン（Maurice Norman、1934年5月8日 - 2022年11月27日）は、イングランド・ノーフォーク州マルバートン出身の元サッカー選手です。ポジションはディフェンダー（DF）で、イングランド代表としても活躍しました。

クラブ経歴

ノーマンは、地元ノーフォークのノリッジ・シティFCでキャリアをスタートさせました。1952年から1955年までの在籍期間中、リーグ戦には35試合出場しました。その後の2002年には、ノリッジ・シティの殿堂入りを果たしています。

1955年11月、28,000ポンドの移籍金でトッテナム・ホットスパーFCへ移籍しました。トッテナムでは、通算411試合に出場し、ビル・ニコルソン監督の下でチームの黄金時代を支えました。1960-61シーズンにはリーグとFAカップのダブル優勝、1962年のFAカップ連覇、そして1962-63シーズンのUEFAカップウィナーズカップ優勝などに貢献しました。センターバックとして、チームに不可欠な存在だったと言えるでしょう。

代表経歴

イングランド代表としては、1962年に初キャップを記録しました。しかし、それ以前の1958年には1958 FIFAワールドカップのメンバーに選出されています。1962 FIFAワールドカップにも2大会連続でメンバー入りし、本大会では主力として4試合に出場しました。

引退

1965年11月、試合中に脛骨と腓骨を骨折するという大怪我に見舞われました。この怪我が原因となり、1966年、32歳という若さで現役を引退せざるを得ませんでした。

タイトル

トッテナム
リーグ: 1960-61
FAカップ: 1960-61, 1961-62
UEFAカップウィナーズカップ: 1962-63
* チャリティ・シールド: 1961, 1962

モーリス・ノーマンは、トッテナムの黄金期を支えた名ディフェンダーとして、その名が記憶されています。

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