ヤクブ・シュヴィルツォク

ヤクブ・シュヴィルツォクについて

ヤクブ・シュヴィルツォク（Jakub Świerczok）は、1992年12月28日生まれで、ポーランドのシロンスク県ティヒという地域にルーツを持つプロサッカー選手です。ポジションはフォワードであり、ポーランド代表としても活躍しています。日本ではJリーグで「シュヴィルツォク」という登録名で知られています。

経歴

クラブキャリア

シュヴィルツォクは、2011年にポロニア・ビトムでプロデビューを果たします。ここではIリガ（ポーランドサッカー2部相当）で18試合に出場し、12ゴールを記録しました。この素晴らしいパフォーマンスにより、2012年にはドイツのブンデスリーガ1.FCカイザースラウテルンに移籍。カイザースラウテルンでは出場機会が限られましたが、2015年1月にはザヴィシャ・ブィドゴシュチュに完全移籍し、その後も様々なクラブでプレーを重ねました。

2016年には地元クラブであるGKSティヒに加入し、2017年にザグウェンビェ・ルビンに移籍。その年、ルビンでは公式戦25試合に出場し17ゴールを挙げる活躍を見せました。さらに2018年にはブルガリアのPFCルドゴレツ・ラズグラドに移籍しました。

2021年7月には日本のJ1リーグに挑戦することが発表され、名古屋グランパスに加入します。初ゴールは8月22日のアビスパ福岡戦で決めたミドルシュートで、この美しいゴールは8月の月間ベストゴールにも選ばれました。その後、ACLの大邱FC戦でハットトリックを達成し、名古屋のACL8強進出にも貢献します。

しかし、10月の浦項スティーラーズとの試合後のドーピング検査で禁止物質が検出され、アジアサッカー連盟から4年間の活動禁止処分を受けます。シュヴィルツォクは、この件について自身が服用していたサプリメントに原因があると主張し、その結果スポーツ仲裁裁判所に勝訴し、活動が再開されました。

2023年にはポーランドに戻り、ザグウェンビェ・ルビンに復帰後、大宮アルディージャに加入します。移籍後初ゴールはフリーキックによるものでしたが、その後の重傷により出場機会が限られる苦しい時期を過ごしました。

代表歴

シュヴィルツォクは、ポーランドのユース年代から代表に選出されています。2011年にはU-20代表、2012年にはU-21代表に出場し、2017年11月にはフル代表に初めて招集され、ウルグアイ代表との試合でフル代表デビューを果たしました。2021年にはUEFA EURO 2020で代表初ゴールを決めるなど、国際舞台でもその活躍が期待されています。

タイトル

シュヴィルツォクは、クラブでおよそ4つのタイトルを獲得しました。特にルドゴレツではブルガリアプロサッカーリーグで3度の優勝を成し遂げ、名古屋グランパスではJリーグカップも手にしています。また、個人的にも数回の月間MVPに選出されており、Jリーグにおけるその成績は非常に高く評価されています。

今後のさらなる活躍が期待されるシュヴィルツォク選手は、サッカー界において重要な存在となっています。

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