ヤシン・ベンジア:アルジェリアの攻撃を彩る才能
ヤシン・ベンジア(Yassine Benzia)は、
1994年9月8日生まれ、
フランス・
セーヌ=マリティーム県出身の
サッカー選手です。
アルジェリアにルーツを持ち、現在はアゼルバイジャンの
カラバフFKで
ミッドフィールダー、フォワードとして活躍しています。
若き日の輝き:リヨンユースでの記録
ベンジアは6歳で地元のサン=オバンFCでサッカーを始め、その後
USクヴィイーなどを経て、2010年に
オリンピック・リヨンユースに加入しました。リヨンのスカウト責任者ジェラール・ボノーは、彼の頭の良さ、動き、ボールの受け方、そしてシュートの才能に惚れ込み、獲得に至ったと言います。
オリンピック・リヨンユースでは、U-17で36得点というクラブ記録を樹立し、その才能を大きく開花させました。
2011 FIFA U-17ワールドカップへの参加後、2011年10月には
オリンピック・リヨンと3年間のプロ契約を締結。2012年5月20日の
OGCニース戦で途中出場を果たし、
リーグ・アンデビューを飾りました。
新天地での挑戦:リール、そして海外へ
2015年8月31日、ベンジアはリールと4年契約を結び、新たな挑戦をスタートさせます。その後、2023年1月27日には
カラバフFKに2025年6月までの契約で加入し、アゼルバイジャンでのプレーを選択しました。
世代別代表では
フランス代表としてプレーしていましたが、A代表では
アルジェリア代表を選択しました。2016年3月24日のアフリカネイションズカップ予選、エチオピア戦で
アルジェリア代表デビューを飾り、2試合目となった同年6月2日の同予選、セーシェル戦で代表初得点を記録しました。この決断は、彼のルーツである
アルジェリアへの強い想いを表していると言えるでしょう。
プレースタイルと評価
ベンジアは、優れたテクニックと創造性を兼ね備えた選手です。特に、ボールコントロール、ドリブル、パスの精度が高く、攻撃的なポジションでその能力を発揮します。また、視野の広さも持ち合わせており、チャンスメイクにも貢献できます。そのプレースタイルから、かつては「新たなベンゼマ」と期待されたこともありました。
今後の活躍に期待
カラバフFKでの活躍はもちろんのこと、
アルジェリア代表としての更なる飛躍も期待されています。ベンジアの今後の活躍から目が離せません。
所属クラブ
オリンピック・リヨン (2011-2015)
リール (2015-2020)
フェネルバフチェSK (loan) (2018-2019)
オリンピアコスFC (loan) (2019-2020)
ディジョンFCO (2020-)
[カラバフFK]