ヤマウラ

株式会社ヤマウラ：鉄工所から総合建設企業へ

1920年、長野県駒ヶ根市に山浦鉄工所として創業した株式会社ヤマウラは、長い歴史を持つ総合建設企業です。創業当初は鉄工所として事業をスタートしましたが、時代とともに事業領域を拡大し、現在では建築、土木、エンジニアリング、そして不動産事業と、多角的な事業展開を行っています。

着実な成長と事業の多角化

創業から現在まで、ヤマウラは着実な成長を遂げてきました。当初は鉄工所として機械装置の製作や電気制御システムの開発を手掛けていましたが、1960年代から建築業にも進出し、工場などの大型建築物を中心に数多くの実績を積みました。高い技術力と信頼性を背景に、受注は着実に増加し、事業規模は拡大していきました。近年では、一般住宅建築にも事業を拡大し、幅広い顧客層に対応できる体制を整えています。

強みであるエンジニアリング事業

ヤマウラは、創業以来培ってきた高度な技術力を活かし、エンジニアリング事業を重要な柱として位置づけています。大型機械装置や電気制御システムの設計・製作においては高い評価を得ており、数多くのプロジェクトに携わってきました。このエンジニアリング事業は、建設事業を支える重要な基盤となっています。

全国展開する賃貸マンションブランド「ブレインマンション」

ヤマウラは、建設事業におけるノウハウを活かし、賃貸マンション事業にも積極的に進出しています。独自の賃貸マンションブランド「ブレインマンション」を立ち上げ、全国にフランチャイズ展開を行うことで、事業の多角化を推進しています。この取り組みは、新たな収益源の確保と企業価値の向上に大きく貢献しています。

堅実な経営基盤と社会貢献

ヤマウラは、長年にわたる事業活動を通じて、地域社会への貢献にも積極的に取り組んでいます。ISO14001やOHSAS18001といった国際規格を取得することで、環境保全と労働安全衛生の向上に努めています。また、地域社会との良好な関係を築き、信頼される企業として成長を続けています。

沿革

1920年1月：山浦鉄工所創業（駒ヶ根市）
1960年8月：山浦鉄工株式会社設立（伊那市）、初代社長に山浦清一就任
1961年5月：山浦鉄工所を吸収合併、本社を駒ヶ根市に移転
1986年12月：現社名に変更
1995年12月：名古屋証券取引所2部上場
1997年12月：東京証券取引所2部上場
1998年3月：東京証券取引所、名古屋証券取引所各1部指定替え
2000年：全社全部門ISO14001取得
* 2001年：本社・建築土木部門・エンジニアリング部門OHSAS18001取得

関連事項

ヤマウラの事業活動は、地域社会の発展に貢献してきました。かつて運営していた中央道伊那スキーリゾートや、駒ヶ根高原美術館などもその一端を示しています。これらの事業を通じて、ヤマウラは地域社会に深く根差した企業として存在感を示しています。

今後の展望

ヤマウラは、今後も建設事業を中心に、エンジニアリング事業や不動産事業など、多角的な事業展開を推進していくでしょう。常に変化する社会情勢に対応しながら、高い技術力と信頼性を武器に、更なる成長を目指していくことが予想されます。

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