ヤロスラフ・シルハヴィー

ヤロスラフ・シルハヴィー（Jaroslav Šilhavý, 1961年11月3日 - ）は、チェコ（旧チェコスロバキア）・プルゼニ出身の元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活躍しています。2024年からはオマーン代表監督を務めています。

選手経歴

現役時代は主にディフェンダーとしてプレーし、1979年にTJシュコダ・プルゼニでプロキャリアをスタート。その後、RHヘプを経て、1989年にSKスラヴィア・プラハへ移籍しました。スラヴィア・プラハでは、1992-93シーズンにリーグ準優勝を経験するなど充実した日々を過ごしましたが、1993-94シーズン後にペトラ・ドルノヴィツェへ移籍。3シーズン在籍後、FKヴィクトリア・ジシュコフへ加入し、キャプテンとしてチームをまとめ、1998年にはチェコ1部リーグの年間MVPに選出されました。

代表経歴

U-21チェコスロバキア代表として長年プレーし、オーバーエイジ枠での出場も経験しました。1990年8月にはチェコスロバキア代表として初キャップを記録しましたが、主要な国際大会への出場は叶わず、1991年3月が代表でのラストマッチとなりました。

指導者経歴

現役引退後は、国内の複数のクラブでアシスタントコーチを経験し、2001年からはチェコ代表でカレル・ブリュックナー監督の右腕として、UEFA EURO 2004、2006 FIFAワールドカップ、UEFA EURO 2008などの主要大会を経験しました。

2007年にはSKクラドノの監督に就任し、チームをリーグ残留に導きました。2011年にはFCスロヴァン・リベレツの監督に就任し、2011-12シーズンにはチェコ1部リーグで優勝を果たし、2013-14シーズンにはUEFAヨーロッパリーグでクラブをベスト32に導きました。

2018年9月にはチェコ代表監督に就任。UEFA EURO 2020予選を突破し、本大会ではグループステージを3位で通過。ベスト16ではオランダ代表を破りましたが、準々決勝でデンマーク代表に敗れました。

2024年2月、オマーン代表監督に就任し、新たな挑戦をスタートさせています。

人物

現役時代は、その激しいプレースタイルから、チェコ1部リーグにおける最多レッドカード記録保持者として知られています。チェコ代表監督時代には、ハードワークとハイプレスを重視した戦術をチームに浸透させ、UEFA EURO 2020でベスト8という成績を収めました。

もう一度検索