ヤロスラフ・プラシル

ヤロスラフ・プラシル（Jaroslav Plašil）は、1982年1月5日生まれ、チェコ共和国フラデツ・クラーロヴェー州オポチノ出身の元プロサッカー選手です。主にミッドフィールダーとして活躍し、チェコ代表としても長きにわたり貢献しました。

クラブキャリア

プラシルは18歳の時、フランスのリーグ・アンに属するASモナコへ移籍し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。しかし、モナコでは出場機会に恵まれず、2シーズンでわずか8試合の出場にとどまりました。2002年には、より出場機会を求めてリーグ・ドゥ（フランス2部）のUSクレテイユ＝リュシタノへレンタル移籍。クレテイユでは中心選手として活躍し、そのパフォーマンスが認められ、2003-04シーズンにモナコへ復帰しました。モナコ復帰後はスタメンに定着し、チームの主力として活躍。2003-04シーズンには、UEFAチャンピオンズリーグで決勝進出を果たしましたが、FCポルトに敗れ、準優勝となりました。

2007年、プラシルはスペインのリーガ・エスパニョーラに属するCAオサスナへ4年契約で移籍。オサスナでは1年目からレギュラーとして活躍し、2007-08シーズンは35試合に出場して4得点、2008-09シーズンは31試合に出場し4得点を記録しました。

2009年7月には、フランスのボルドーへ4年契約で移籍。移籍金は300万ユーロ（約4億円）と推定されています。ボルドーでは、中盤の要としてチームを牽引しました。

2013年9月、プラシルはイタリアのセリエAに属するカルチョ・カターニアに期限付きで移籍しました。

代表キャリア

プラシルはチェコ代表としても長年活躍し、2004年と2008年のUEFA欧州選手権（ユーロ）、そして2006年のFIFAワールドカップ・ドイツ大会に出場しました。ユーロ2008では、グループリーグ最終戦のトルコ戦でチームの2点目を決めましたが、その後トルコに3点を奪われ、チームはグループリーグ敗退となりました。

国際Aマッチには、2004年から2016年までの間に103試合出場し、7得点を記録しました。

プレースタイル

プラシルは、両足での正確なキックを武器とする万能型のミッドフィールダーと評されていました。チェコ代表では、同じく名選手であるパベル・ネドベドの後継者としても期待されていました。

タイトル

ボルドー
クープ・ドゥ・フランス: 2012-13
* トロフェ・デ・シャンピオン: 2009

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