ユナイテッドピープル

ユナイテッドピープル株式会社について

ユナイテッドピープル株式会社は、日本に拠点を持つ映画制作・配給会社で、主に社会問題や環境意識をテーマにした映像作品を扱っています。この会社は、福岡県糸島市に本社を構え、映画や映像ソフトの買い付け、配信、宣伝活動を行っています。

沿革

ユナイテッドピープルの歴史は2002年に始まります。創業者の関根健次が「ダ・ビンチ・インターネット」を設立したのがその始まりです。最初の数年間、関根はNGOやNPO向けの募金サイト「イーココロ！」を運営し、社会貢献活動に力を入れていました。その後、2007年に「ユナイテッドピープル」に商号を変更し、企業名とミッションを新たにしました。

2008年にはYahoo! JAPANとの業務連携を開始し、「Yahoo!ボランティア」でのクリック募金活動を展開しました。この協力は、広く一般の人々にも参加できる支援の仕組みを提供することとなりました。さらに2009年には映画配信事業を開始し、その後も多くの映像作品を世に送り出しています。

主な活動

2012年、関根は福岡に拠点を移し、その後も映画の配信や制作を続けました。特に2014年に運営を開始した「cinemo」では、市民による自主上映会の情報を提供しており、社会的な課題やSDGsに関する映画の上映を推進しています。2015年には「cinemoシアター」という映画上映プランも導入されました。

ユナイテッドピープルの特筆すべき点は、映画を通じて社会にメッセージを届ける姿勢です。彼らが手掛けた作品には、肥満や環境問題、平和など、さまざまな社会的課題がテーマにされており、観客に深い感動や考察を促します。

代表的な作品

ユナイテッドピープルが配信した映画の一部は以下の通りです。

• - 「アリ地獄のような街」
• - 「幸せの経済学」
• - 「第4の革命 -エネルギー・デモクラシー」
• - 「台北カフェ・ストーリー」
• - 「happy -しあわせを探すあなたへ」

多岐にわたるテーマを持つこれらの作品は、視聴者に新たな視点を提供し、深い理解を促しています。中でも、2019年に制作した『もったいないキッチン』は、食品ロスや食文化について再考させられる内容で、多くの反響を呼びました。

組織のビジョン

ユナイテッドピープルの代表である関根健次は、映像を通して社会活動を行うだけでなく、世界中の問題を映し出すことで、観客に行動を促すことを使命としています。また、関根は一般社団法人国際平和映像祭も設立し、国連が定める平和の日に合わせたイベントを主催しています。これにより、さらに多くの人々に平和や協力の大切さを伝える活動を展開しています。

まとめ

ユナイテッドピープルは、視覚芸術を通じて社会に影響を与えることを役目とする企業です。彼らの活動は、単なる映画制作にとどまらず、社会福祉や環境意識の向上に寄与するものとなっています。今後の作品や活動がどのように展開されていくのか、非常に興味深いところです。

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