ユーディケー

株式会社ユーディケー

株式会社ユーディケーは、埼玉県さいたま市浦和区に本社を構える、長い歴史を持つ総合建設会社です。建設を通じて社会基盤の整備や人々の暮らしを支える建物の創造に貢献しており、多岐にわたる事業を展開しています。

事業概要

ユーディケーの事業領域は非常に幅広く、土木、建築、開発、リニューアル、製品、環境と、建設に関わるほぼ全ての分野を網羅しています。

土木事業: 道路、橋梁、トンネルといった交通インフラの構築、河川改修や上下水道整備、地盤改良など、安全で強靭な国土づくりを支える基盤工事を手がけています。
建築事業: 公共施設、工場、商業施設、オフィスビル、集合住宅など、人々の活動拠点となる多様な建物の企画・設計・施工を行います。

これらの主要事業に加え、既存建物の改修や耐震補強を行うリニューアル事業、建設に必要な各種資材を提供する製品事業、そして環境負荷低減に配慮した環境事業にも積極的に取り組んでいます。特に、公共性の高いプロジェクトにおいて豊富な実績を積み重ねており、信頼性の高い技術力と施工品質が評価されています。

沿革

ユーディケーの歴史は、1927年（昭和2年）5月に、関根仁平氏が中島工業所の浦和出張所を開設したことに始まります。これが同社の創業の礎となりました。

1944年（昭和19年）4月には、関根氏と中島氏の姓を冠した「株式会社関中組」として改組されました。
第二次世界大戦後間もない1947年（昭和22年）6月、株式会社関中組を解散すると同時に、「浦和土建工業株式会社」が設立され、新たなスタートを切りました。
事業拡大に伴い、1952年（昭和27年）7月には東京営業所を開設。この営業所は1962年（昭和37年）1月に東京支店へと昇格しました。
その後も拠点の拡充を進め、1969年（昭和44年）には越谷営業所（現在の東部営業所）を開設。同年8月には大里郡川本町（現・深谷市）に川本工場（現・深谷工場）を設置しました。
1971年（昭和46年）11月には、秩父郡荒川村（現・秩父市）に荒川合材所（現・秩父工場）を設置し、製品供給体制も強化しました。
1972年（昭和47年）6月には本社新社屋が完成し、事業基盤を固めます。
1974年（昭和49年）2月には、建設大臣より特定建設業の許可を取得しました。
1982年（昭和57年）9月には茨城営業所を開設するなど、営業ネットワークを広げていきました。
1988年（昭和63年）10月には大宮総合事務所を開設。
1989年（平成元年）3月には、子会社である株式会社ユーディケーサービスを設立しました。
企業のさらなる発展を目指し、1996年（平成8年）4月には「浦和土建工業株式会社」から現在の「株式会社ユーディケー」に社名を変更しました。
品質管理の国際規格であるISO9001を1997年（平成9年）11月に、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001を1999年（平成11年）12月にそれぞれ取得し、品質と環境への配慮を推進しています。
2004年（平成16年）7月には会社分割を行い、新たに株式会社ユーディケーを設立しました。
2005年（平成17年）12月には株式会社武蔵野技建を子会社化し、グループ体制を強化。
2011年（平成23年）5月には、建設業労働安全衛生マネジメントシステム（COHSMS）の認定を取得し、労働安全への取り組みも重視しています。

拠点

本社のある埼玉県を中心に、広範なエリアをカバーするために複数の拠点や工場を設けています。

東京支店: 東京都北区
茨城営業所: 茨城県古河市
東部事務所: 埼玉県吉川市
大宮工場: 埼玉県さいたま市西区
深谷工場: 埼玉県深谷市
* 秩父工場: 埼玉県秩父市

これらの拠点が連携し、多様な建設ニーズに対応しています。

主な施工実績

ユーディケーは、これまでに多くの重要なプロジェクトに携わってきました。代表的なものとしては、首都圏中央連絡自動車道の埼玉県内高架橋など高速道路インフラ、国際的なイベントも開催されるさいたまスーパーアリーナ、さいたま市記念総合体育館やさいたま市保健所といった公共施設があります。また、北戸田ファーストゲートタワーなどの高層建築物、浦和高層第2工区、大宮東宮下団地、大宮砂団地といった集合住宅の建設、さらには武蔵野銀行武蔵浦和支店のような金融機関の建物まで、その実績は多岐にわたります。

長年にわたり培われた技術と信頼を基に、ユーディケーはこれからも社会の発展に貢献する建設活動を続けていきます。

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