ユーロビジョン・ソング・コンテスト1961

ユーロビジョン・ソング・コンテスト1961：第6回大会の詳細

1961年3月18日、フランスのカンヌにあるパレ・デ・フェスティバルで、第6回ユーロビジョン・ソング・コンテストが開催されました。フランス国営放送（RTF）が製作を担当し、プレゼンターは2年前と同様にジャクリーン・ジュベールが務めました。

音楽監督はフランク・プゥルセルが担当し、フランス、ドイツ、オーストリアの楽曲を指揮しました。モナコの指揮は、昨年同様にレイモン・ルフェーブルが担当。1時間30分の放送時間で、ヨーロッパの音楽ファンを魅了しました。

参加国と放送ネットワークの拡大

この大会では、フィンランドに加え、スペインとユーゴスラビアが新たに参入し、参加国は16か国に増加しました。スペインからはTVEテレビシオン・エスパニョーラが、ユーゴスラビアからはセルビアのテレビ・ベオグラード、クロアチア・ザグレブ放送、スロベニア・テレビ・リュブリャナの3社が中継放送を開始し、ネットワークが拡大しました。

投票方式

投票方法は前年と同様で、各国審査員は各10名で構成され、1人1票を投じました。国際電話を通じて伝えられた投票数は、リアルタイムでパネルに表示され、視聴者は結果を固唾をのんで見守りました。

大会結果

ルクセンブルクが優勝を飾り、12ヶ国から支持を得ました。フランス語の歌が優勝したのは、この大会で4回目となりました。しかし、イギリスでは放送時間が超過したため、優勝者の再歌唱シーンがカットされるという出来事も発生しました。

各曲の歌詞

各曲の歌詞については、以下のDiggiloo Thrush（英語版・フランス語版）で詳細を確認できます。

Diggiloo Thrush

まとめ

第6回ユーロビジョン・ソング・コンテストは、参加国の増加や新たな放送ネットワークの拡大により、大会の規模がさらに拡大したことを示しました。ルクセンブルクの優勝は、フランス語圏の音楽の魅力を改めて世界に知らしめる結果となりました。放送時間の関係でイギリスで優勝者の再歌唱シーンがカットされたというアクシデントもありましたが、全体として成功を収めた大会として、ユーロビジョンの歴史に刻まれています。

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