ヨシプ・ユラノヴィッチ

ヨシプ・ユラノヴィッチ

ヨシプ・ユラノヴィッチ（Josip Juranović、1995年8月16日 - ）は、クロアチアの首都ザグレブ出身のプロサッカー選手です。現在は、ドイツ・ブンデスリーガの1.FCウニオン・ベルリンに所属し、ディフェンダーとして活躍しています。また、クロアチア代表としても国際舞台でその才能を発揮しています。

クラブ経歴

ユラノヴィッチは2013年、当時クロアチア3部に所属していたNKドゥブラヴァ・ザグレブでそのキャリアをスタートさせました。フォワードとしてプレーし、シーズンを通して14得点を挙げる活躍を見せ、チームの年間最優秀選手賞を受賞しました。この活躍が認められ、国内の強豪クラブから注目を集める存在となりました。

2015年には、ハイドゥク・スプリトへ3年半の契約で移籍。当初はBチームでのプレーとなりましたが、ゴラン・ヴチェヴィッチが監督に就任すると、トップチームに引き上げられました。2015-16シーズンには、ダミル・ブリッチが監督に交代。それまでMFとしてプレーしていたユラノヴィッチは、右サイドバックにコンバートされることになります。このポジション変更が転機となり、レギュラーとして定着。2017-18シーズンには、リーグのベストイレブンに選出されるなど、その実力を高く評価されました。

2021年8月21日、スコットランドのセルティックFCと5年契約を結び、新たな挑戦をスタート。

さらに、2023年1月22日には、ドイツの1.FCウニオン・ベルリンへの移籍が発表され、更なるステップアップを果たしました。

代表経歴

2017年1月14日には、クロアチア国内組を中心に構成された代表チームの一員として、チャイナ・カップの中国代表戦でクロアチア代表デビューを果たしました。

2021年5月には、UEFA EURO 2020に参加するクロアチア代表のメンバーに選出。本大会では、グループステージ最終節のスコットランド戦と、ベスト16のスペイン戦に出場しました。

2022年11月19日、2022 FIFAワールドカップに臨むクロアチア代表にも選出。決勝トーナメント1回戦で日本代表と対戦し、PK戦の末に勝利。ユラノヴィッチは、勝利の輪に加わる前に、セルティックでチームメイトだった前田大然のもとへ駆け寄り、ハグを交わして健闘を称えました。

プレースタイル

右サイドバックを主戦場とするユラノヴィッチは、豊富な運動量と対人能力の高さが持ち味です。積極的な攻撃参加でチームに貢献する一方、守備においても粘り強い対応を見せます。また、正確なクロスボールも武器の一つであり、チャンスを演出する能力にも長けています。

タイトル

クラブ

レギア・ワルシャワ

エクストラクラサ：1回 (2020-21)

セルティックFC

スコティッシュリーグカップ：1回 (2021-22)

個人

プルヴァHNLベストイレブン : 1回 (2017-18)
スコティッシュ・プレミアシップベストイレブン : 1回 (2021-22)

もう一度検索